バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

ふたたび速読の危機

2012-10-07 10:10:26 | ライフスタイル
 読むべき本が机に重なる。その数12冊。
 1年前も同じことやっていた。どうしても今日中に読まなければならない。でも時間が足りない。こんな時、速読術を身につけていれば、などとその時思った。そして速読術について調べた。術というだけにこれは訓練して誰かから授かるものらしく、その手のスクールの受講費は100万円となることがわかった。これがもっと低廉ならやっていたかもしれない。今更100万かけてまでという思いと、とにかく今すぐに読まないといけないのだから、悠長に訓練など受けていられないという思いで、そのスクール案内はどこかへ行ってしまった。
 あれから1年、またまた浮上した速読のニーズ。
 でも今回はちょっと違う。
 不要なところを飛ばし読みすれば、1日二冊はいける。こんなものでいい。この程度に読めれば十分。

 と思った矢先、「言葉の力」(猪瀬直樹著)で著者が速読について語る部分が目をひいた。
 それはこう始まる。
 「巷間、流布されている速読術を僕は信用しない。速読とは文字を眼で追う速さでなく、読む価値があるかないかをつかむ速さである。」
 そうそう、そういうこと。などと実際この本を流し読みしている最中、この速読についてのくだりが眼にヒットしたわけ。

 ただ困ったことに、こうやって流し読みして、部分ヒット読みした本は頭に残らないということ。だから数年経って書棚を見た時、あーこんないい本うちにあったんだ!となる。持っていることも、読んだことも忘れているのである。頭というより,心に残っていない感じ。

 先の猪瀬氏の「言葉の力」では「読み聞かせの効果」をこう指摘している。親の読み聞かせは、子どもの心の能を育てるという。このくだりもヒット。特に読む母親側と聞く幼児側の脳の反応についての記述が超ヒット。
 

 
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。