デモ車用に、イグニッションコイルとスタビライザーを作っています。試作ですが、市販前提です。

以前から製作していたイグニッションコイルに、ノロジーと同様の漏電防止機能を持たせたリニューアルバージョンです。ノーマルのコイルとは時定数が違いますので、国内仕様ベースのデモ車に装着した場合、Vブーストの作動回転数が6000回転に下がります。つまり、切り替えスイッチを作動させると3000回転から作動するようになります。(国内仕様は、電装系の違いにより、ボルトオンでVブーストアッシーを装着すると7000回転からの作動になります。)

アルミブロックから、スタビライザーを削りだしてもらいました。デザインは、ノーマルを基準にしています。シルバーと黒の2種類を製作しました。

ノーマルは、鋳物で、厚みも無いですが、今回は、2センチのブロックから削り、アルマイト処理をしました。


よくわかるようにシルバーのパーツのアップです。表は、角にアールをつけました。裏側は剛性確保のために補強リブを残して、軽量化のために削りを入れました。現在、取り付けボルトを手配中ですが、面圧確保のためにフランジボルトになります。キャップボルトは見た目は良いのですが、一番力が掛かるネジ山と頭の部分の面が少ないので、剛性部材の結合には、あまり向きません。エンジンやフレームのボルトの使い方を見てみると、力の掛かる部分は、フランジボルトかフランジナットを使用しています。キャップボルトを使用している箇所は応力の掛からないカバー類がほとんどです。どうしてもキャップボルトで応力を受ける場合は、1サイズ太いボルトになっています。また、平板を削りこんだスタビライザーの構造の場合は、ボルトの頭の厚み分削りこんでいるため、肉厚の薄い部分で止めることになります。今回は、できるだけノーマルの面影を残しながら、剛性を上げる方向で製作しました。ボルトが入荷次第デモ車に装着し、試乗です。デモ車には、黒バージョンを装着します。
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