最近のヤマハ車のブレーキですが、ラジアルマウントキャリパーで6ポッドのものが採用されています。また、ディスク径も310mmが多いです。(新型Vmaxも同様)
新型Vmaxのフロントブレーキマスターは、ブレンボ製で一体型リザーブタンク、セミラジアルポンプなので、流用を考えたのですが、まだ、部品設定が無いので、入手が出来ません。ハンドルマウント方法とミラーの装着位置が少し違いますが、本体が同じパーツがありましたので、ためしに入手しました。ピストン径が16mmですが、横型マスターに換算すると14mm相当です。
 
純正キャリパーとヤマハ製ブレンボの適合マスターは、約15.8mm(5/8インチ)ですので、14mmだと小さく、ストロークが長く、握りこんだ奥で液圧が掛かり、全体的にタッチが柔らかくなると思われます。R1用の1ピースキャリパーには適合すると思います。
  
装着してみたのですが、ブレーキホースの取り回しが奥向きに斜めになります。また、Vmax用ではないので、ミラーの位置が少し内側に入ります。
試乗の印象ですが、予想の通りで、柔らかく握りこめ、奥でかなり液圧が掛かるようで、純正キャリパーでも結構止まれます。ただ、タッチの印象では、奥のほうで、2次曲線的に制動力が立ち上がるように感じますので、やはり純正キャリパーでしたら、ラジアルポンプ系のマスター径は、19mmの方が良いと思います。機会が有れば、R1キャリパーでテストしてみたいと思います。
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