組立編の続きですが、次は、オイルポンプ関係です。オイルラインのOリングは、全て新品交換です。Oリングが四角くなっていたら、油圧が逃げますので、要交換です。
オイルラインの一部ですが、パイプの先端になっている部分は、ブリーザーパイプの入り口で、この穴が、セパレーターまで、つながり、ゴムパイプを経由し、エアクリーナーボックスに接続されています。その下の部分は、オレンジ色のOリングが抜けていると問題になっている箇所ですが、オイルフィルターを経由したオイルが戻ってくるメインのパイプになります。
丸印のちょうど左側で、パイプ同士をOリングで接続していますので、パイプが回転できます。ですので、右側に見えるグロメットの位置がズレたりすると、パイプが斜めになり、油圧でOリングが抜けてきます。抜けた場合は、そこからオイルが漏れますので、メインパイプの油圧が落ちます。グロメットがズレる理由は、グロメットを押さえているオイルパンの面が斜めだからだと思います。ズレ防止のために、グロメットを厚くして、抑える圧力を上げて回転しないようにしています。また、各Oリングのヘタリや、各メタルのクリアランスが大きくても隙間からオイルが出ますので、オイルパンへのオイルの戻りが早くなります。
丸印のパイプは、クランクシャフト左側からマグネットローター部にオイルが出るので、その回収のラインです。
次は、シリンダーヘッドの組立です。
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