シリンダーヘッドの組立の続きですが、バルブガイドとバルブの組み合わせは、規定値内なので、そのまま使用です。ただ、ステムシールは全交換(16個)です。
通常見ることは無い部品ですが、かなり重要です。シールがきついとエンジンオイルがバルブとガイドを潤滑しないので、破損します。緩いとアクセルを戻した際の燃焼室、負圧上昇時にガイドからオイルを吸い込み、白煙を吹きます。ちょうど良い潤滑加減が難しいそうです。
バルブガイドとスプリングシートです。
バルブとステムシールを装着しました。
スプリングは、ダブルで、逆巻きです。縮んだ際に、お互いに咬まないようになっています。
リテーナーとコッタです。クサビ状の構造だけで、スプリングが外れないようになっているのは、初めて見るとオドロキです。
バルブ周りを組みつけ、リフターを装着します。旧型は、リフターの上に、シムが乗り、シムに、直接カムシャフトが当たります。新型は、変更で、リフターとバルブ上部の間にシムが入ります。旧型は、カムシャフトを外さずにシム調整できますが、新型は、カムシャフトを外さないとシム交換できなくなっています。
シリンダーヘッドを載せて、締め付け、カムシャフトを載せて、カムチェーンを掛けます。
続く。
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