今回は、シリンダーヘッドの分解組立です。シリンダーヘッドを外して軽く掃除した状態です。
左側の小さい方が、排気バルブで、高温になるため、カーボンが付着しにくく、右側の吸気バルブは、吸気(ガソリン分)で冷却される為、カーボンが付着しやすいです。このエンジンの使用ガソリンは、レギュラーのみで、約2万キロ走行です。
外したバルブです。
洗浄後の状態です。
バルブの当り幅は、規定値内だったので、掃除を兼ねて、擦り合わせを行ないました。写真は、掃除後のポートと擦り合せ後のあたり面です。つや消しになっているリング状のところです。
擦り合せ後のチェックですが、シリンダーヘッドをさかさまに水平にし、各バルブを手で押し込みます。捨てるスパークプラグを付けて、穴を塞ぎます。この状態で、燃焼室にガソリンを満たし、各ポートに流れてこなければ、合格です。このとき、バルブは自重のみ(スプリング無)でバルブシートに押し付けているだけなので、擦り合わせが不十分だと、ポートにガソリンが流れてきます。流れてきた場合は、そのバルブを再度、擦り合わせを行ないます。
次は、バルブを組んでいきます。
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