今日は気温が高く、昼間は、バイクに乗られた方も多かったようです。
車検と整備と部品交換でお預かりです。前回車検時からあまり距離が延びていませんが、経年変化もあるので一通り見ます。エアクリーナーはK&N製ですので、洗浄です。キャブレターのダイヤフラムは、回転していませんので平気そうです。
クーラントは、エンジンオイル混入や漏れも無いので、全量交換のみです。スパークプラグはNGK製JR8Cで、あまり使用していませんし、焼けも問題無いので、点検清掃のみです。オーリンズ製正立タイプフロントフォークは、今回、取り外してオーバーホールに出しました。
バッテリーは、ゲルタイプですが、去年(2017年)交換しているので、電圧容量とも、まだ平気そうです。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧ですが、充電系は平気そうです。ちなみにレギュレーターは出力可変タイプですので、電動ファン作動時等、負荷が増えた場合は、出力が上がり、電圧が少し高くなります。過去にあった修理例で、ホンダ製のレギュレーター(出力可変タイプ)を使用した車両を3台ほど修理しています。もともとホンダ製のレギュレーターは、出力が高いような気がします。修理内容は、メインハーネス焼損2件、イグナイター破損&イグニッションコイル焼損等です。出力が上がれば、配線に負担がかかるので、各部配線に劣化がある場合等は、焼損する場合があります。また、イグナイター内部の点火用トランジスタに負担がかかったようで、破損し、1気筒のみオンオフできなくなり、通電しっぱなしになり、その気筒のイグニッションコイルも焼損したことがあります。個体差もあるので、なんとも言えませんが、配線や電気系部品に、想定以上の電圧、電流を掛けると破損の恐れがあるので、組み合わせを考えないと耐久性が落ちたり、破損の原因になります。
キャリパーは、点検清掃のみです。フロントは、ヤマハ製ブレンボ(100mmピッチ)でリアは40mmピッチのブレンボキャリパーです。フロント側のキャリパーの方が古いので、若干シール類が固くなり始めています。今回は、問題は無かったので、清掃のみです。
フルードは、フロント&リアブレーキ及びクラッチの3カ所とも交換です。フロントブレーキ以外の新品フルード写真忘れました。クーラントは、全量交換です。
今回は、ギアオイルのみ交換です。ヘッドライトバルブは、スタンレー製のLEDに交換しました。レンズがマルチリフレクターに交換されており、少し後ろに長いので、LEDバルブが、ボディに当たりました。(ノーマルレンズは隙間があり、当たりません。)今回は、バルブの放熱板を一部加工しました。スピードメーターは、文字盤を書き換えました。もともと300kmスケールでしたので、RIGHT ARMの文字を入れました。
車検は、多摩陸事です。今回は、時間的に間に合わなかったので、車検時は、H4バルブで検査を受けていますので、LEDバルブについては、不明です。
最終チェックと試乗です。特に問題は無かったので、納車になりました。マルチリフレクターレンズにLEDバルブの組み合わせで、H4バルブよりは明るい気がしますが、色が白いので、対向車や他車は眩しいと思いますが、個人的には、まだ目が慣れません。
2018.02.24 作業担当 ヤダ(矢田)