最近、車でメーカでレストアしたり、部品の再生産があったりしますが、できれば、ヤマハも子会社で旧車専門の部門を起こしてほしいと思います。
修理でお預かりです。クラッチカバー部からエンジンオイルが滲んでいますが、上から来ていますので、ケースカバーのガスケットではなく、丸いカバーのグロメットがダメだと思います。
オーナーの希望もあったので、作業前にエンジンオイルを抜きます。クラッチカバーを外してみます。
やはり丸いカバーを止めているセンターのボルト部分のグロメットがだめになっています。リングラバーとグロメットを交換しました。順次他の部分の作業を行います。エアクリーナーはK&N製ですが、結構汚れているので洗浄です。
夏前にも一度修理で入庫しており、今回は、続き作業でもあります。キャブレターのダイヤフラムが4個とも回転しており、今回、4個とも交換です。さすがに新品だけあってゴムがきれいにはまります。中古の場合は、縮んでいたり、伸びていたりではめるのに苦労することも多いです。
ゴム自体も劣化しています。また、フタとボディの間のOリングも交換しました。この部分は、ダイヤフラム部にガソリンが溜まってしまった際に、インテークに吸わせる通路の部品です。ギアオイルも交換です。
フルードも、フロント&リアブレーキ及びクラッチの3カ所交換です。
一通り今回の作業が終わったので、外装を戻します。今回交換した部品です。
最終チェックと試乗です。エンジンやキャブレター周りの修理を進めていますが、車体も問題な部分がありますので、今後は、車体に手を付けた方が良いと思います。
2018.10.19 作業担当 ヤダ(矢田)