水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

2024年6月18日の祈り

2024年06月18日 17時32分34秒 | 「とど」の日々の祈り
一日働いてこられた。昼休み、親方に「明日の誕生会は来られるの?」と訊かれ、「はい、でもその代わり◯曜日休みますけどね。母と車を共有してるし、そんなに体力も無いんで」と答えると「ほう、それは良かった」と仰った。少し間をおいて私は「昔は誕生会とか、一緒に食べる意味が解らなかったです。食事中にそんなに喋るわけでもないのに何で?というか。まぁ私も打算的なほうで、大して成果が上がってるわけでもないのに成果主義的なところがあって、あまり一緒に食事する意味が感じられなかったんですよね。でも、食事ってそれだけじゃないんだなぁ、とやっと最近わかってきたというか」と話した。そして「私の浅い経験だからかもしれませんが、◯◯◯(作業所名)に来るほうが下手な企業で働くより楽しいですよね。コレにはなりませんけど」と指で輪っかを作りつつ言うと、親方は同意してくださった。私は「墓場まで金を持っていけるわけでもないし、食べられて、時々いい思いができれば、それでいいですよね」と付け加えた。少しして別のメンバーが、最近お店をオープンしたというお友達に贈り物をしたいが何がいいだろう?と相談してきた。私は「私あまり人にものあげないんですよ。受け取った方が喜んで、でも恐縮しないものって結構難しいですよね。相手が義理に感じてお返しをしてきて、贈り合いのエンドレスになると、お互い負担じゃないですか」と答えた。そして昼休みの終わり近くにふと思い出して「私が以前お茶を一緒に習ってた方には色々良くしていただいて、お菓子をいただいたり、食事をご馳走になったりもしたんですよ。でもこう言っちゃ失礼かもしれないけど、私が一番嬉しかったのは、体調を崩してた時にメールで『ごゆるりと、しかも速やかに回復なさいますように』という言葉を送っていただいた時でしたね……あと、花の写真を写メールで送っていただいた時」と話した。その辺で時間いっぱいで、午後の作業開始。しばらくして私は「あ、写メールの花は月下美人だったわ」と思い出した。そしたら職員さんが、月下美人は一晩しか咲かないことを教えてくださった。私は「そうなんだ。そんな特別な花の写真だったんだ。全然分かってなかった……」と言った。14時休憩時に、職員さんが月下美人の写真を見せてくださった。心満たされる一日だった。感謝。

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