気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“ITS Connect(トヨタ自動車)”とは

2015-10-21 23:08:41 | 安全対策・サービス

トヨタ自動車が開発した、ITS専用周波数(760MHz)による路車間・車車間通信を活用した安全運転支援システムです。2015年10月には国内で発売する車種に世界で初めて搭載し、2015年のうちに3車種まで増やす計画のようです。

本システムは、全体で4割程度を占めている交差点での事故を減らす目的で開発されたようで、交差点の信号機などに設置したセンサーが、運転手が見落としがちな対向車線の直進車や歩行者を検知し、発進しようとする車へその情報を送信することにより、表示やブザーで注意を促すようになっているようです。具体的には以下のような機能が提供されます。

<路車間通信システム(DSSS : Driving Safety Support Systems)>

①右折時注意喚起:交差点で右折待ち停車時に、接近する対向車線の直進車や、右折先に歩行者がいるにもかかわらず、ドライバーがブレーキペダルから足を離して発進しようとするなど、見落としの可能性がある場合に、表示とブザー音により注意喚起

②赤信号注意喚起:赤信号交差点に近づいてもアクセルペダルを踏み続け、ドライバーが赤信号を見落としている可能性がある場合に、表示とブザー音により注意喚起

③信号待ち発進準備案内:赤信号で停車したとき、赤信号の待ち時間の目安を表示

<車車間通信システム(CVSS : Connected Vehicles Support Systems)>

①通信利用型レーダークルーズコントロール:先行車が通信利用型レーダークルーズコントロール対応車両の場合、車車間通信により取得した先行車両の加減速情報に素早く反応して、車間距離や速度の変動を抑え、スムースな追従走行を実現

②緊急車両存在通知:サイレンを鳴らしている緊急車両(救急車)*8が周辺にいる場合に、ブザー音が鳴り、自車に対するおよその方向・距離、緊急車両の進行方向を表示

このシステムは、官民共同で環境整備が進められており、信号機への機器の設置は国や県などが行い、車に設置する機器は企業側が開発を行ってきたようです。車に搭載する機器の価格は数万円程度のようです。

現時点では、東京23区内、名古屋市、豊田市の約20箇所の交差点でしか作動しないようですが、今後対応する交差点を増やしていきたいとのことです。

ニュースリリース(2015.9.30)のサイトは、http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/9652000です。


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“ドライブレコーダー”とは

2014-10-05 23:55:43 | 安全対策・サービス

走行中の映像を記録する車載用カメラです。車内のフロントガラスの上の方に取り付けて利用するようです。

現時点から遡って過去のある時間範囲までの映像を残せるため、事故などのトラブルが起きた際、それに至る状況などを、映像を再生させて確認することができます。客観的な証拠となり得るため、信号の状況、車線変更の合図の点灯有無など、事故に遭遇した双方の主張の食い違いなどを防ぐことにもつながります。証拠能力として十分かどうかについては、記録映像の加工などの可能性もあることから、それだけでは必ずしも十分とは言い難いようです。

価格的には、数1000円~2、3万円台で、車載用電源に接続し、エンジンの始動とともに自動的に動作が開始し、運転中、常時録画する形態のものが一般的のようです。撮影した映像はSDメモリに保存されるのが多いようです。

20~30種類の製品が発売されているようですが、カー用品店で売られている主要なものとして以下のようなものがあるようです。
・GDR33J(ガーミン社):300万画素、30コマ/秒
・DRY-FH211(ユピテル社):200万画素、10コマ/秒
・DR-FH5M120(アイ・オー・データ社):207万画素、27コマ/秒

最近、「将来遭遇するかも知れない万一の事態に備えて」と購入する人が増えているようです。


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“FineVu ドライブレコーダーPROⅡ(ラブロス)”とは

2014-05-03 23:20:54 | 安全対策・サービス

IT関連機器の「ラブロス」(東京・千代田区)が、2014年4月1日に発売したドライブレコーダーです。韓国の車載機器大手のファインデジタル社(https://www.finevu.com)製です。

ソニー製のCMOSイメージセンサを使い、フルハイビジョン(HD)で鮮明に録画できるとのことです。また、撮影モードとして、「ノーマル」(常時撮影)、「イベント」(事故などのイベントが発生した時の映像を保存)、「カムコーダー」(手動での撮影)の3種類が用意されています。

なお、”スーパーキャパシタ”と呼ばれるコンデンサーを内蔵しているため、事故などでエンジンが停止し電力供給ができなくなっても、1分程度は継続して録画できる点が特徴のようです。

本体価格(消費税別)は、2万1715円(SDカード16GB)、2万3810円(同32GB)となっています。

プレスリリース(2014.3.31)のサイトは、http://qoo-release.com/articles/73です。


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