気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“Google Ads”とは

2019-09-03 23:40:39 | 情報技術・情報処理技術・サービス

Google Adsは、グーグルが2000年より提供していた広告配信サービスの「Google AdWords」を、2018年の6月頃に改称したもので、サービスの基本的な部分は変わっていませんが刷新を図っているようです。日本名は、「グーグル広告」と呼ばれます。

もうひとつの広告配信サービスである「Google AdSense」が、Googleとは直接提携関係のないサイト(の広告枠を借用し、そこ)に広告を配信し、当該サイト運営会社へクリック数に応じた報酬を支払う、サイト運営会社向けサービスであるのに対し、Google Adsのサービス対象は「広告主」となります。即ち、Google自身のサイトや提携先企業のサイトへ広告を掲載し、クリック数に応じて広告主より(場所提供代として)広告料を受け取るものです。

Google Adsが配信する広告には、以下のようなの種類があるようです。

(1)検索広告:検索結果ページに表示する検索KWに関連する文字広告や商品広告のリスト

(2)ディスプレイ広告:自社サービスサイトや提携サイトの枠に表示するコンテンツなどに関連する広告(イメージ/リッチメディア広告)

(3)動画広告:YouTubeやパートナーの動画サイトに表示する動画広告

(4)アプリ広告:Google検索、Google Play、YouTubeなどのGoogleサービスを利用するスマホユーザ(iOS、Android)に、スマホアプリを宣伝する広告

Googleの関連サイトは、https://www.blog.google/technology/ads/new-advertising-brands/です。


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“クッキー(Cookie)”とは

2019-09-02 23:54:11 | 情報技術・情報処理技術・サービス

クッキーは、ユーザーから初めてアクセスされたWebサーバーが、ユーザーのコンピュータ(のWebブラウザ)に保存するそのサーバー専用の情報です。

次回以降、同じWebサーバーへアクセスする際、このクッキーの情報がユーザーコンピュータ側からWebサーバー側へ送られ、Webサーバー側で利用できるようになっています。

クッキーとして保存される情報は決まっておらず自由ですが、次回以降のアクセスに利用される「ユーザーログイン情報」、ユーザーがネットで買物をした際の「買物カゴ情報」などが保存されたりしています。

例えば、ログイン情報がクッキーとして保存された場合、2回目以降のログイン情報の打ち込みは不要となります。

なお、あるWebサーバーがユーザーコンピュータに保存したクッキー情報を他のWebサーバーが取得することは基本的には(不正をしない限りは)不可能です。

現在のWebブラウザでは、セキュリティ設定、プライバシー設定などの機能を利用して、Webサーバーごとに、クッキーの利用の利用可否を指定できるようになっています。

参考サイトは、http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security_previous/kiso/k01_cookie.htmです。


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“SXSWインタラクティブ”とは

2019-04-19 23:38:47 | 情報技術・情報処理技術・サービス

SXSWは「サウス・バイ・サウスウエスト」(South by Southwest)と読みます。毎年3月、米テキサス州オースチンで開催される大規模なイベントで、米SXSW社の主催です。

SXSWは、1987年に音楽祭として始まったようですが、現在では、SXSWミュージック(1987年~)、SXSWフィルム(1994年~)、SXSWインタラクティブ(2007年~)、SXSWコメディ(2017年~)の4部門に分かれて開催されているようです。SXSW2019は、3月8~17日の10日間に亘って開催されたようです。

SXSWの1部門である「SXSWインタラクティブ」は、もともと、インターネット関連の新技術企業の祭典であったようですが、最近は、IT関連企業、スタートアップの新規事業アイデア、プロトタイプ紹介がメインとなっていて、メディアでも大きく取り上げられているようです。

出展されたものの1つに、未来型寿司レストラン「Sushi Singularity」(スシ・シンギュラリティ)というものがあったようです。「OPEN MEALS」という、電通・山形大・3D共創コンソーシアムなどによるグループによるもので、AIが人間の能力を超えるとされる時点の「シンギュラリティ」という言葉をネーミングに使用しているのは、食においても人間を超える日が来ることを示唆しているようです。

実際、「Sushi Singularity」では、3Dプリンターを使って、様々の食材を利用して、自由な形の寿司を作れるようです。自分の好みの寿司を作って食べられる未来を描いた取組みになっています。食の究極的なパーソナライゼーションを可能にしようとしています。実用化も遠くないようで、2020年には、東京に最初のレストランをオープンする計画のようです。

関連の動画は、例えば、https://www.youtube.com/watch?time_continue=81&v=zNcfQrzMVTcです。

 


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“情報化社会”とは

2019-03-07 23:24:05 | 情報技術・情報処理技術・サービス

英語では、information society、information‐oriented society、computerized societyなどと表現されています。

普段、その意味が分かっているかのように使用している言葉ですが、広い概念でありかつ定義も定まっていないようなので、関連辞書の中ではそれぞれの説明がされているようです。

工業化社会の次の社会、情報技術やサービスの進展に影響を受けている社会、情報が価値を持つような社会、などが共通の認識かと思われます。一例として、以下のような説明(精選版 日本国語大辞典)があります。

「情報の生産、収集、伝達、処理を中心に発展し、物に代わって情報が付加価値を生む産業の比率が増す社会で、工業化社会の次に来る社会」

コンピューター、インターネット、情報処理技術の進展に影響を受けるため、その定義は、時代とともに変化する可能性もあるかと思います。

なお、情報化社会の「情報」という言葉の意味についても、単なる「知らせ(information)」だけでなく、それ以外の内容も含まれているため、ひと言では言い表せない広い概念に対応しています。

 

 

 

 


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“CPaaS”とは

2019-01-01 23:59:15 | 情報技術・情報処理技術・サービス

クラウドサービスの一種で、Communication Platform as a Serviceの略です。

クラウドサービスとしては、SaaS、PaaS、IaaSといった分類の仕方が広く知られていますが、CPaaSは米国などで徐々に浸透しつつあるようです。組織内や組織間でのコミュニケーションを円滑にして業務改善を図ることを狙いとして提供されています。

あらゆるモノがインターネットにつながるIoTでは、モノに付けられた色々なセンサーからの情報がクラウドの方へ収集されますが、CPaaSでは、それらの情報に加えて人間の行動や会話などの情報も収集し、それらをベースにして業務効率化を図る(人手介在によるムダを省く)ようにしている点が特徴のようです。

このサービスは色々な分野へ応用できるようです。企業のオフィスの来客対応、医療・介護施設における患者異変時の連絡、その他色々です。

日本でも、最近、NECネッツエスアイがこの種のサービスを開発し、販売開始したようです。また、KDDIウェブコミュニケーションズと米トゥイリオ(Twilio)社が連携してこの種のサービスを提供しているようです。

NECネッツエスアイのニュースリリース(2018.11.30)のサイトは、https://www.nesic.co.jp/news/2018/20181130.htmlです。

KDDIウェブコミュニケーションズのサービス紹介のサイトは、https://twilio.kddi-web.com/です。

 


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“車にアンドロイド標準搭載(ルノー・日産連合)”とは

2018-11-11 23:10:44 | 情報技術・情報処理技術・サービス

ルノー・日産自動車連合が、2018年9月に発表したもので、2021年以降に発売される主要な新型車には、グーグルのOS「アンドロイド」が標準搭載される、とのことです。

車にアンドロイドが標準搭載されると、スマホを車に接続する必要がなくなり、車自身が情報端末化し、グーグルマップによるナビ、音声操作、第三者が開発した車向けアプリなどが利用可能になるようです。ただ、OSについてのグーグルとの提携の範囲は、車の保安データなどの車自体に関するものは対象外で、インフォテインメント(情報・娯楽)の提供に限定されているようです。

なお、10月に公表された、コネクテッドカー(即ち、ネットに常時つながる機能を備えた車)戦略によると、2021年までには90%がコネクテッドカーになる見込みのようです。

関連サイト(2018.10.19)は、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36682960Z11C18A0XA0000/です。

 

 

 

 


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"ボイスコンピューティング"とは

2018-01-07 23:28:46 | 情報技術・情報処理技術・サービス

最近話題となっているAIスピーカー(あるいはスマートスピーカー)などのような音声をベースとする情報処理のことです。

音声認識技術の進歩、自然言語の解析やAIを利用した学習機能の向上、音声データの普及、マシンの性能向上などから、この種の方式が脚光を浴びつつあるようです。

ボイスコンピューティングでは、手による入力処理などを必要としないことから、マン・マシンインタフェースを変えたり、それだけでなく体験を変えたりする可能性があります。

アマゾンの「Alexa for Business」と呼ばれるサービスは、AIスピーカーの「Echo」を活用して会議室予約やスケジュール管理などができるようです。また、米デートラマ社は、Echo経由でBI(Business Intelligence)へ問い合わせをできるサービスを日本で始めるとのことです。

また、損保ジャパン日本興亜は、AIを用いた音声認識技術により問い合わせへ応答する実験を行い業務効率の向上を確認しているようです。問い合わせを自動的にテキスト化し、キーワード検索して応答するといった具合です。

空港やレストランなど人の多く集まるところで案内をするロボットなども登場しています。

また、物流倉庫におけるピッキング処理を伝票やハンディーターミナルの画面を見て行う代わりに、ヘッドセットをつけて音声ベースで行うボイスピッキングも利用されています。

人出不足への対応などから、今後、ビジネスへの応用が広がりを見せていくものと思われます。


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"衛星を利用した量子暗号通信"とは

2018-01-02 23:24:59 | 情報技術・情報処理技術・サービス

量子暗号通信は量子力学の性質を応用した技術ですが、衛星を利用してこの暗号通信を実現するものです。

即ち、その仕組みは、以下のようなイメージとなります。まず、地上から指示を受けた衛星は、送信側へ暗号化に使用する鍵の情報を乗せた光子(光の粒)を伝達します。送信側は、受け取った鍵の情報を用いて送信データを暗号化し、通信相手へ送り出します。受信側は、衛星経由で暗号鍵を共有し、受け取った暗号化データを解読します。

ここで、衛星から伝達される鍵は、1回ごとに廃棄されるようになっています。また、衛星から陸上への伝達の際、盗聴されたりすると情報が変化し痕跡が残るため、その鍵を使用しないようにできるため、安全性が確保されるとのことです。

政府は、2022年度に実証実験を行い、2027年度までに実用化を目指すとのことです。

なお、NTTや東芝など民間においても活発に技術開発が行われているようですが、光ファイバーを用いた地上での通信が中心のようで、通信可能距離は100km台と短いようです。これに対し、衛星を用いた量子暗号通信では、数1000kmの通信も可能とのことです。

なお、衛星を利用した量子暗号通信としては、NICTが2017年7月に超小型衛星を利用した量子通信の実証実験に世界で初めて成功しています。ただ、地上への量子の情報の伝達量について不十分とされています。このプレスリリース(2017.7.11)のサイトは、以下です。

https://www.nict.go.jp/press/2017/07/11-1.html


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"MR(Mixed Reality)"とは

2017-12-02 23:21:05 | 情報技術・情報処理技術・サービス

日本語で、「複合現実」と訳されています。現実世界と仮想世界とを融合させた映像を作り出す技術とのことです。

類似の技術(言葉)にAR(拡張現実)、VR(仮想現実)がありますが、MR技術で世界に先行しているマイクロソフトによると、MRは前記の両技術を包含した概念と位置付けているとのことです。MRの進展によって、ARやVRも大きく進化したようです。

このMRの普及は、新車の開発その他多くの産業の現場を変える可能性を秘めているようです。

例えば、完成前のマンションを実物大の3D映像で見ることができたり(→販売を変える)、患者の骨をホログラムで再現し手術前に手順などが確認できたり(→医療を変える)、遠隔地の複数の人が同時に3D映像を見て操作し開発中の新型車のデザインを即座に変更できたり(→ものづくりを変える)といった具合です。


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"ストローリー(ストローリー社)"とは

2017-10-14 23:46:37 | 情報技術・情報処理技術・サービス

システム開発の「ストローリー」(注:stroly、2005年1月設立、京都府京都市)が、2018年春に本格開始予定のWebサービスです。

投稿者から手書きのイラスト地図の投稿と目印となる複数個所のスポットの位置情報(緯度・経度)を受け付け、そのイラスト地図をデジタル化し、利用者のスマホへ配信するとともに利用者の位置情報をイラスト地図上に表示するようなサービスです。

投稿は無料で誰でも自由にできるようです。地域限定の観光マップ、お店やイベント会場などの特定な場所までの案内図など、投稿者独自のイラスト地図で大丈夫なようです。投稿の際、その地図上で目印となるようなスポット(店、駅、交差点、など)の位置情報(緯度、経度など)を複数設定する必要があるようです。

このようにして投稿されたイラスト地図は、デジタル化されて利用者のスマホ上に表示でき、その地図上に利用者の位置が表示されるようになっているようです。スマホのGPS機能により得られた利用者の位置情報をイラスト地図上に表示する仕組みにストローリーのノウハウがあるようです。

観光イベントと連携したり、オリジナル地図を投稿して楽しんだり、マーケティングへ活用したりと色々な用途が考えられるようです。

提供元企業のサイトは、https://weare.stroly.com/jp/#です。


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