“DKIM（ディーキム）”とは

迷惑メール対策のひとつとされているもので電子署名付きのメールを用いる方式です。DomainKeys Identified Mailの略です。ヤフー、シスコ システムズ、Sendmail、PGPの4社によって共同開発されたそうです。

送信メールサーバは受け付けたメールを機密鍵で署名し受信側へ転送します。受信側メールサーバでは秘密鍵と対になっている公開鍵（注：DNSサーバに保持されていて受信メールサーバはそこから取得します）を用いて受信メールなどを認証します。

送信元を偽装したスパムメールやフィッシング（phishing）メールの場合、正しい署名がつけられないため受信サーバで偽者と見破られて破棄されます。

プロバイダにおけるこの機能の実装はまだあまり進んでいないようですが、メールの流れを単に止めるだけでなく、送信元の存在まで確認できるため、今後、進んでいく可能性も期待されているようです。