“リモート・ワイプ（remote wipe）”とは

携帯電話やノートパソコンなどのモバイル機器の紛失や盗難時の情報漏えいを防ぐ目的で考えられたもので、遠隔地からネットワーク経由で内部のデータを消去したり無効化したりする仕組みを指しています。

実現手法は機種や提供事業者によっていろいろあるようです。

携帯電話やPHSなどの端末はショート・メッセージにより無効化などの指示を受け、それによって端末初期化やアドレス帳削除を行うものが一般的のようです。

また、ノートパソコンなどの多くは、OS上で動作するエージェントと呼ばれるソフトがサーバからの指示を受けて無効化したり、あるいはエージェント側がサーバに定期的にアクセスして要否を確認して行うようになっているようです。

また、NTTドコモが行っているやり方など、携帯電話のアプリケーションの標準化団体（OMA：Open Mobile Alliance）が策定している仕様に準拠したやり方もあるようです。