NTTドコモ子会社のmmbi(NTTドコモや民間放送局などが出資)が4月1日にサービス開始予定のスマートフォン向けの新放送です。この名称には、NOTテレビ、即ち、テレビにはないものを提案していくという気持ちが込められているようです。
スマートフォン向け新放送とは、昨年7月などに終了したテレビの地上アナログ放送用電波の空き周波数帯を用いて行う放送サービスです。総務省の募集に対しmmbiのみが応募したようです。
ワンセグよりも10倍以上が画質が可能であり、さらに寝ている時などに番組をスマートフォンに取り込み後で視聴するという「蓄積型放送」も可能なようです。また、スマートフォンの通信回線との併用も可能で視聴の傍ら意見投稿など双方向の利用も高まるようです。新放送視聴はスマートフォン回線とは別となるため、放送波の活用によるスマートフォン回線の渋滞を緩和できるのではとの見方もあるようです。
新放送の視聴には対応するアンテナが必要であるため、このサービスに対応する端末(スマートフォンなど)が必要となります。NTTドコモでは、3月にスマートフォン「アクオスフォン SH-06D」(シャープ製)、4月にタブレット端末「メディアスタブ N-06D」(NEC製)を発売予定です。報道発表資料(2012.2.16)のサイトは、http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2012/02/16_00.htmlです。