ネットで注文した商品を店舗や専用のピックアップポイント(例えば、宅配ロッカーのようなもの)で受け取れるサービスです。
即ち、利用者がネットで商品を注文すると、一定時間後(約3時間~数日)にピックアップ可能になったことを知らせるメールが届き、それを見てメールに添付されたバーコードを店舗やピックアップポイントでかざすと注文商品が受け取れる、といったような仕組みです。
利用者にとっては配送料負担がなく受け取りのための自宅待機も必要ないなどのメリットがあり、事業者にとっては配送費用の削減につながります。
最近、小売業の分野では、「O2O(Online to Offlineあるいはその逆)」や「オムニチャネル」などの戦略が注目されていますが、その戦略の一環として、Click&Collectと呼ばれるサービスの取り組みが進められているようです。
海外では、多くの小売業者がこの種のサービスを開始しているようです。米国では、ドライブスルーで受け取れたり、Fedexの店舗網が利用できたり、駅構内にピックアップポイントが設置されたりと店舗以外での受け取りが増えつつあるようです。
日本ではネットで購入した商品をコンビニで受け取れるようになっていますが、まだ、一般的な受け取り方法にはなっていません。生鮮食品などのネットスーパーの利用者の拡大が見込まれるようですと、この種のサービスへの注目も集まるかも知れません。