USBメモリーをひと回り大型にしたような形状をしたパソコンです。2014年にマウスコンピューター(東京・千代田)から初めて発売されたのをきっかけに、その後インテルやレノボ・ジャパンなど国内外のメーカから発売されています。
スティック型の本体に、MPU、メモリー、ストレージ、無線LAN、ブルートゥース等、パソコンの基本的機能を詰め込んでいます。本体には周辺機器接続用として、HDMI端子、USB端子(通常のものとACアダプタ接続用のあマイクロUSBの2種)、マイクロSD挿入口などを備えています。重さは100g弱、性能は8~10型のタブレットと同程度、OSはウインドウズ、価格は2万円前後です。
以下のような製品が知られています。いずれも、MPUはアトムZ3735F、メモリ容量2GB、ストレージ容量32GBです。
(1)エムスティック MS-NH1(マウスコンピューター製):重さ44g、2014.12~
(2)コンピュートスティック(インテル製):重さ54g、2015.6~
(3)アイデアセンタースティック300(レノボ・ジャパン製):重さ63g、2015.8~
スティック型の利用シーンとしては、家庭用テレビのHDMI端子に接続してテレビにパソコン機能を付加したり、自分のパソコンを携帯したり、会議室のプロジェクターとつないでメンバ間でデータを見たり、などが考えられています。常に携帯するスマホなどと異なり、据え置き型の超小型パソコンとしての利用になりそうです。