英語のSingularity(風変わりな点、特(異)性)のことで、最近では、AI(即ち、人工知能)が人間の能力を超え、人類の存在意義や社会の在り方が大きく変わる時、あるいはそのような時の出来事、という意味で使われているようです。
人類の進化曲線が無限大になるポイント(技術的特異点)が本来の意味で、「AIが人間を超える点」というよりもむしろ「人間がAIと合体して更にすごくなる点」という風に理解するのが正しいようです。
以下の書籍には、シンギュラリティの本来の意味が書かれているとのことです。
レイ・カーツワイル 著, NHK出版編集:『シンギュラリティは近い[エッセンス版]ー人類が生命を超越するとき』、 2016/4/22
上記カーツワイル氏は、2045年頃に、1000ドルのコンピューターの演算能力が人間の脳の100億倍にもなり、技術的特異点に至る知能の土台が十分に生まれているだろう、その結果、この頃には人間の能力と社会が根底から覆り、変容するだろうと予想しているようです。