インターネット上の巨大な仮想空間を指しているようです。三次元的な空間です。”meta”(beyond(超越した)などの意味)+”universe”(宇宙、(人間の活動の場としての)世界、などの意味)の造語のようです。ニール・スティーヴンスン氏(注:米国のSF作家)が1992年に発表した小説「Snow Crash」に由来しているようです。
VR(仮想現実)ゴーグルなどを装着してこの空間を体感できるようです。空間へは自分の分身(アバター)を介して入り込み、あたかも自分がその場にいるような感覚で行動できるようです。例えば、空間内では、アバター同士の会話、ゲームでの対戦、アーティストのライブの視聴、店舗での買い物が可能なようです。
VRイベントなどを手掛ける新興企業のHIKKY(東京・渋谷)は、12月4日から世界最大級のメタバースイベントを開催したようです。また、NTTドコモと組んで「オープンメタバース」の実現に取り組んでいくようです。
メタバースは、企業からは販売やPRをする場として期待されており新たな経済圏を築く可能性があります。その市場規模は、米大手金融機関モルガン・スタンレーの試算によると今後約900兆円にもなるとのことです。
課題としては、現実世界との境界が曖昧となることによる個人情報の扱いや購買データを如何に保護するかなどが挙げられています。
メタバースの報道動画は、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=R5yv0Mn4ybIです。
オープンメタバース関連の取り組みに関する動画は、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=ibh5_T13DMMです。