気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“MVNE”とは

2009-01-14 23:39:52 | Weblog
Mobile Virtual Network Enablerの略です。これは、市場が立ち上がりつつMVNO(仮想移動体通信事業者)のこれからの新規参入を支援する事業者のことです。

MVNOの参入は今後も増えると期待されており、それをスムーズに可能とするために、新規参入のノウハウを提供し参入業者を支援するというビジネスモデルが成り立ち、それがMVNEにあたります。

支援内容としては、ビジネスモデルのコンサルティングからインフラの構築(端末の調達、料金の課金・請求、コンテンツ配信、販売、サポートなど)までと色々考えられます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“IMES”とは

2009-01-13 23:16:42 | Weblog
Indoor Messaging Systemの略です。これは、宇宙航空研究開発機能(JAXA)と測位衛星技術によって共同開発された技術です。

GPSと互換性のある信号(緯度・経度・高さなどのの位置情報そのもの)を小型の専用装置から発信することにより屋内測位を可能する技術です。受信機側でGPSの場合のような計算をする必要はありません。これにより、GPSとのシームレスな測位が可能となります。

IMESは技術面でのメリットが大きいのですが、IMES装置を設置したりメンテナンスしたりする主体を誰にするかなど、ビジネスモデルの構築が課題になっているようです。上記の専用装置は1台数1000円程度にできるとのことです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“位置連動サービス”とは

2009-01-12 23:49:53 | Weblog
ユーザの位置や動きを高い精度でとらえて、その場でその時必要な情報を的確に提供するサービスです。今後の普及・多様化が想定されています。

「G空間」サービスの典型例と考えられており、2013年には10兆円の市場規模に達する(経済産業省商務情報政策局が2008年7月に公表)といわれています。

携帯電話を向けた方向にあるレストランが検索できたり、特定の場所においてそこに対応する位置連動コンテンツが提供されたり、近くにいる友人や同じ嗜好の人を発見できたり、などなどです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“「G空間」サービス”とは

2009-01-11 23:02:14 | Weblog
3次元地図、6軸の地磁気/加速度センサ、屋内測位などの新技術を活用することによって提供される、実空間と仮想空間とを結びつけたサービスです。

「G空間」とは、2007年に施行された「地理空間情報活用推進基本法」に基づいて、2008年に「地理空間情報活用推進基本計画」が策定されましたが、これを機に政府内で次世代の地図や位置連動システムを表現するための言葉として使われるようになったとのことです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“IEEE802.11VHT”とは

2009-01-10 23:34:38 | Weblog
実効速度がGビット級の次世代の高速無線LAN規格です。VHTとはVery High Throughputの略です。

2つの利用シーンが想定され、それぞれに対応する規格化が2008年11月から検討され始めている、あるいは2009年から検討開始されようとしています。

即ち、利用シーンのひとつはオフィスや公衆無線LANといった従来の無線LANと同様のもので、もうひとつは家庭やオフィスなどの近距離通信向けのものです。

前者は、IEEE802.11acという名前で5GHz帯が使用される見込みで無線LAN全体で1Gbpsのスループットを目標にしており、後者は、IEEE802.11adという名前で60GHz帯を使用し機器同士の単独リンクのスループットとして1Gbpsを目標にしています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“Windows Home Server(マイクロソフト)”とは

2009-01-09 23:28:33 | Weblog
2008年8月にマイクロソフトから出荷開始された新しいサーバOSです。

家庭やSOHOでファイルの共有をしたり、WebページだけのHTTPサーバを立てたりなどの用途向けです。このソフトにはクライアント側で使用する専用のソフトも付属していて、それを導入することにより、ユーザは特別な設定など行うことなしに容易にサーバの機能を利用できるとのことです。

実売価格は約2万5000円でマイクロソフトから提供されているサーバOSの中で最も低価格となっています。このため、サーバ機能としてはデフォルトとして備わっているものが利用可能で、それ以外にマイクロソフトが提供しているものを追加することはできないようです。

また、同時に使用可能なクライアント数は最大10台となっています。

上記のような低価格故の制限があるものの、使いやすく、家庭やSOHO、企業の部門内のサーバという用途には十分に活用できるとのことです。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“拡張現実(AR)”とは

2009-01-08 23:00:51 | Weblog
これは現実のものに、関連する情報を重ね合わせて見せる仕組みです。ARとはAugmented Reality(拡張された現実)の略です。

2007年にNHKにより放映された「電脳コイル」と呼ばれるアニメーション番組が注目されるきっかけになったとのことです。

ARの最初の製品「電脳フィギュアARis(アリス)」(提供元:芸者東京エンターテインメント)が2008年10月に発売されました。カメラの接続されたパソコンで利用できるようになっており、マークのついたサイコロ状のもので平面が認識され、表示されたフィギュアがマーカの位置に応じて様々な動きをするようになっているようです。

ARでは空間を正確に認識して、そこに情報を重ね合わせて表示させる技術が求められ、空間の認識をどのように実現するかがポイントとなっているようです。

上記の製品のようなマーカを使って認識するものとは別に、それを使わずに認識する技術として、英オックスフォード大の研究者が考案したPTAM(Parallel Tracking and Mapping for Small AR Workspaces)が注目されているようです。

また、マーカレスのARを利用する試作段階のソフト(注:金村氏開発の「Fallen」と呼ばれるもの)も知られているようです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“地域WiMAX”とは

2009-01-07 23:57:08 | Weblog
地域(特に複数の市町村といった、県の一部の地域)に限定された無線通信サービスです。

我が国の場合、無線ブロードバンド・サービスを提供できる周波数帯として、2.5GHz帯がありますが、この周波数帯が全国バンド(30MHz帯)と地域バンド(10MHz帯)の2つに分かれています。前者にはモバイルWiMAXや次世代PHSを利用サービスが割り当てられていますが、後者はWiMAX方式で提供されるとなっていて、特にこの後者のことを「地域WiMAX」と呼んでいるようです。

地域WiMAXでは地域が限定されていますが、モバイルWiMAX、固定WiMAXのいずれを利用したサービスも可能です。主な狙いはブロードバンド・ゼロ地域の解消にあり、当該地域への中継回線や加入者宅への回線をWiMAXで提供しようとするものです。

地域WiMAXは地域に密着した事業者によりサービスが提供される予定で、2008年10月までに、全国で42の通信事業者(うち、41はCATV事業者)が免許を申請しているようです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“クリックジャッキング”とは

2009-01-06 23:23:15 | Weblog
ユーザが閲覧しているWebサイトに、ユーザからは見えないボタンを配置しておき、これをユーザに押させて、ユーザの振る舞いをコントロールしてしまうという脅威です。Webブラウザやプラグイン・ソフトの脆弱性を利用した不正行為です。

IE、Firefox、Opera、Safariなどの主要なブラウザやFlash Player 9などのプラグイン・ソフトはクリックジャッキングされる可能性があると指摘されているようです。

例えば、次のページへ進むか否かをOK、NGボタンで表示しているような場合、NGボタンのところに見えないOKボタンを配置しておきます。このようなことは、FlashやSilverlight、Javaなどで容易に作れてしまうということです。ユーザがNGを押したつもりでいても、実際にはOKを押していることになります。知らないうちに買い物をさせられてしまうような事態も起こり得ます。

さらには、Flash Playerのセキュリティ機能をオフにさせられて、Webカメラやマイクなどを乗っ取られ、覗き見や盗聴にあうケースも考えられるとのことです。

脆弱性のないソフトに修正が必要ですが、それがリリースされるまでの間は注意が必要です。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ウォークマンフォン Xmini(KDDI)”とは

2009-01-05 23:57:15 | Weblog
KDDIが、昨年の12月下旬から発売開始している携帯電話です。音楽機能を充実させた点が特徴です。メーカは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズです。

約2,300曲を保存できる4GBのメモリを内蔵し、原音を忠実に再現するソニーの高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」が採用されているとのことです。

また、スライド上部にはタッチセンサーキーがついており、本体を閉じたままでも音楽再生の操作ができるようになっているとのことです。

ニュースリリースのサイトは、http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/1208/index.htmlです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする