毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「アガっていても堂々たる演説者たち」  2012年4月10日(火) No.328

2012-04-10 21:23:49 | 中国事情
 金曜日から4日目、スピーチコンテスト当日運営への腹立たしさが、少しずつおさまってきた。
それでも脳裏には、
ずさんな運営にもかかわらず、ベストを尽くした演者たちの姿が浮かんでは消える。
22人の参加者は今まで、スピーチなんか目もくれず受験勉強ばかりしてきた子たちがほとんどだ。
3年生は、2年生に比べてかなりプレッシャーがかかっているようだった。
「(2年生より下手だったら、めちゃ恥ずかしい)とばかり考えていた」という3年生がいた。
本当にプライドが高いヒトたち。

気楽なはずの2年生も
みんな、まあ、非常に緊張して、アガってしまっていた。
足がずっと震えっぱなしの子、
顔面が引きつっている子、
頭真っ白で言う内容が出てこない子などなど。

しかし、総じて言えるのは
どんなにアガっていても、なんか堂々としている。
これ日本の子たちの印象と違うところだなあ。

彼らは、いざという時、真正面から必死で頑張る。
こういう姿が見られることは、ホント、教師冥利につきる。
2年生のある子は、最初から足がガクガクして、頬も引きつっているのに
必死のニコニコ顔で、最後まで通した。
見ていて思わずウルウルした。
全ての参加した子の演技の一生懸命さに、大げさじゃなく心が震えた。

来年はもっと、整った設備、一貫性のあるきちんとした運営の下で
のびのび頑張らせてあげたい。
今年の参加者のみんな、ゴメンね。
コメント
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