キャンパスのモクゲンジの実が色づいてくると、
(ああ、今年も秋が来た)としみじみ思います。
モクゲンジの実はこんな感じ。
去年の国慶節はのんびりしていた気がするんですが、
今年は10月13日に
「中日平和友好条約締結40周年記念」
山東省スピーチコンテストがあるというので、
この休み中は毎日、出場者の趙祖琛さんの特訓です。↓
ちなみに昨年2017年11月15日には、
「中日国交正常化45周年記念」スピーチコンテストで
本校の韋彤さんが誰一人予想だにしなかった優勝を果たし、
そのご褒美で大会共催者の和歌山県に招待されるというドラマがありました。
しかし、スピーチ大会出場資格は2年と3年だけなので
今回、4年生は応募できません。
この大学の日本語学部は2年前、
隔年募集にするとか言って新入生を募集しなかったので、
現3年生は存在しません。
(その割に今年は募集したのです。非常にちゃらんぽらんな大学です)。
そういうわけで2年生の趙祖琛さんが出ることになりました。
他の大学は恐らく3年生ばかりが出場します。
「2年生なんだから出場できるだけでもラッキーと思って、
気楽にやろうね。入賞しようとか考えないで。」
と言うのですが、根が真面目すぎるほど真面目な趙さんは、
(2年生は3年生より未熟なんだから、3年生の2倍頑張らなければ!)
とか思うタイプで、ストレスを溜めながら努力を続けています。
「辛かったら出場を辞退しましょうか?
無理しなくてもいいですよ。」
と私が言っても、
「ここまで頑張ってきたんだから、出場します!」と。
今回の獲得目標は、
この大会出場をきっかけに、発音・アクセント、表現のレベルアップや、
中日関係について考える機会にするというものです。
中日友好条約が締結された1978年は、
鄧小平による改革開放経済政策がスタートした年です。
それから40年間の中日関係の変遷も、
彼には遠い過去の歴史のような感覚かも知れません。
ちょうどいいので、
二人でちょっと前の歴史発掘の旅に出ようと思います。
↓日本語学部研究室で練習に励む趙祖琛さん。