(9月30日は沖縄県知事選だ)と頭が一杯の私に、
もう4年生になってしまった韋彤さんが
「4年生がある活動に先生をお連れします。」
と言うのです。
しばらくピンと来なかったのですが、
実は9月30日は私の誕生日でもあったのでした。
韋彤さん、遅芮さん、陸恵敏さんの3人に連れて行かれたのは、
キャンパスの外のマンションが何棟も並んでいるところでした。
借りると一ヶ月1500元(25000円ぐらい)はするそうです。
菏澤の平均給料は3500元~5000元ぐらいらしいので、
ちょっと高級マンションです。
着きました。
1階のある部屋に入って行きます。
ジャーン!手作りお菓子の店でした。
ここでケーキを作るんだそうです。
壁にはドラえもんが。
さあ、早速ケーキ作りに挑戦!
みんな初めてだそうです。
果物はマンゴーと火龍果(ドラゴンフルーツ)を使いました。
陸恵敏さんの表情、ちょっとプロっぽい感じ。
しかし、クリームの塗り加減はちょっと・・・・・・。
お店の人が修正してくれると、凸凹が見事になくなりました。
次はデコレーション。
非常に楽しそうな韋彤さん。
お菓子職人のような雰囲気の陸恵敏さん。
遅芮さんが担当したグリーンは、絞り口からの出が悪く、
苦闘を強いられていました。
陸恵敏さんが心配そうに見ています。
いやあ、派手ですね~。
空に浮かぶ虹と雲をイメージしているそうです。
最後の仕上げの言葉を書き入れる韋彤さん。
おお、すばらしい!!
てか、携帯にちゃんとお手本が・・・・・・。
私たちの隣で燕麦クッキーを作っている学生がいました。
韋彤さんがその学生の背後にそっと手を伸ばし、
・・・・・・・・・
蠅を追い払ってあげていました(笑)。
さて、作ったケーキはどこで食べるのでしょう?
3人はまた私を連れて移動します。
学校へ引き返して、2年生の教室に入って行きます。
あらまあ、まあ。
2年生が教室を飾って待っていてくれたんでした~
ケーキに花火を点けるところは、中国ならでは。
かなり派手に祝ってくれました。
「花火は30秒ぐらいしか続かないので早く歌を歌わないと!」
と韋彤さんは焦るのですが、他のみんなの心の準備は整わず、
間に合いませんでした。
国慶節の前で、土日まで代替授業があり
たいへん過酷な1週間でしたが、
最後にこんな心の底から温まるひと時を学生達からもらいました。
こんな会をしてもらうのも
恐らく今年が最後になるだろうと思うと感慨が湧き、
一人ひとりの学生がとても愛おしく感じました。
・・・・・・・・・
4年生たちとの帰り道、暗くなっても空に残っていた夕焼けです。