毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「万策尽きたら夫婦二人で辺野古基地に座り込もう」No.1561

2016-01-09 19:28:26 | がんばろう沖縄

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               翁長雄志オフィシャルウェブサイトより

        

翁長雄志さんが一昨年11月、沖縄県知事に当選した夜、

帰宅してお連れ合いの樹子さんに言ったそうです。

「もし、万策尽きたら辺野古に夫婦二人で座り込もう」と。

 

元々、お父さんの代からの保守政治家の家に育った翁長さんは、

ご自身もずっと自民党から出馬してきた方です。

その筋金入りの保守政治家が、どうして、今、

自民・公明党の辺野古新基地建設の方針に

真っ向から、全身全霊をかけて反対しているのでしょうか。

 

翁長さんは、自分の思いを心に溜め、抑制するタイプの人だそうです。

長年、保守政治家翁長雄志さんを支えてきた連れ合いの樹子さんが、

1995年の米軍兵士による少女暴行事件によって心が決壊し、

「もう自民党ではだめだ」と夫の雄志さんに訴えたその時も、黙っていたそうです。

 

私は他の記事で、基地問題では本土から自民党の大幹部野中広務さんなどが

何度も沖縄に来て、

「すまん、耐えてくれ。我慢してくれ」と

長年、沖縄自民党に頭を下げ続けてきたことを読みました。

おそらく、そうした野中さんなど、自民党内保守平和勢力の姿勢が

翁長さんを何十年も自民党籍に留まらせていたのではないかと思います。

 

さて、アベさん、菅さんはどうでしょう。

翁長さんが知事に当選してから、

アベ首相と会談するために何度も東京に足を運んだにも係わらず、

彼は一度も翁長知事に会おうとしませんでした。

頭を下げるどころではありません。

わざわざ訪ねてきてノックするドアも開けなかったんです。


菅官房長官は、(戦前戦後の)「沖縄の歴史は知らない」と言いましたよね。

昨年4月、翁長菅会談でのことです。

「もう『粛々と』とは言いません」と言った、あの時です。

 

筋の通った政治が全く行われなくなった現在を、

政治の堕落状態であると言う翁長雄志さんは

人と人との信義を何よりも大切にしている人だと思います。

「イデオロギーよりアイデンティティ」、

沖縄の人たちが待ち望んでいた政治家が、

今、沖縄を代表して、日本政府の腐れ脳みそどもと対決しています。

私はどうやったら翁長さんや沖縄県民の力になれるか、一生懸命考えています。

沖縄の力になれば、沖縄の人たちはその力を何倍にもして、

日本国民の正義の力になってくれるからです。

 

「ぼくはピエロになるかも知れない」

翁長さんは樹子さんにそう呟いたそうですが、

私たちはずっと、翁長さんのような高潔な政治家が出てきてくれることを

ずっと、待っていたのです。

頑張れ!翁長さん!

日本の庶民がついてるぞ!!!

そんなことしか言えない自分が歯がゆいですけど……。

(樹子さんの話のソースは『本と雑誌のニュースサイト/リテラ』

「女性自身」(光文社)1月19日号』です)

 

下は宜野湾市長選出馬の「オール沖縄」候補シムラ恵一郎さんの陣営で
鉢巻をしめる翁長さん。宜野湾市長選は戦争法廃止を求める日本全土の運動に
影響を与えるものです。山東省から「シムラさん、頑張れ~~~!!!」
って、届くかな
 
宮城 義弘さんの写真
宮城 義弘さんの写真
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