N1裏テントから少し歩くと眼下にやんばるの森が静かに広がっています。
山城博治さんが、5日夜テント内で
「高江の森には蚊がいません。森が澄み、水が腐っていないからです。」
と言った通り、寝ていて一度も蚊に悩まされることがありませんでした(昼間も!)
6日未明がまず一つ目の山場でしたが、
機動隊が襲い掛かってくることもなく、200名以上のテント組は無事に朝を迎えました。
早朝から続々と人々が駆けつけて、あっという間に500人ほどに膨れ上がりました。
下は6日朝6時頃のテント外の様子です。
朝の集会での山城博治さん。
前夜(5日夜)、暗いテント内で「山城さん」と声をかけると
気軽に握手の手を差し出してくれました。
私が「博治さんの涙を見て、飛んできました」と言うと、
「リーダーが泣いてしまってダメです。」と恥ずかしそうにおっしゃるのです。
「そんなことないです。涙も、泣くことも、また、力です。」
と、とっさに口から言葉が出ましたが、
あながち、はずれてもいないと思います。
人は人の怒り・悲しみ・恐怖・苦しみを感じ、受け止め、
咀嚼し、深め、行動することが大いにあるのですから。
沖縄の人たちは喜びも悲しみも怒りも、心を全開して表現し、
そのことで全世界の人々の共感を勝ち得てきました。
山城博治さんは、そんな沖縄人の一人です。
辺野古でも高江でも、人々のヒロジさんへの信頼がとてつもなく大きく深いのを感じます。
朝の会では国会議員の福島瑞穂さん(社民党)、赤嶺政賢さん(日本共産党)、6人の県議会議員(共産党、社民党)、多くの市町村議員や高江に張り付いて権力の違法行為を見張っている弁護団、愛媛県から駆けつけた辺野古土砂搬出反対全国協議会の代表が次々とスピーチされました。
福島瑞穂さんは5日から8日まで高江に張り付いて
機動隊はじめ安倍政権の出方を厳しくチェックしています。
赤嶺政賢さんも毎日来ています。
↓赤嶺政賢さん。スピーチする毎に、
一回一回地元ならではの異なるエピソードを語ってくださって、とても興味深かったです。
どこにいても前向きオーラ発散の福島瑞穂さん。
テントではずっと私の前に座ってはりました。
続いて山本太郎さんが登場。
自分で車を運転してきたそうです。
挨拶の仕方がとても謙虚でした。
さて、話題の三宅洋平さんの登場です。
この時点(朝9時過ぎ)では
安倍アキエさんのことは博治さんも誰も知らなかったと思います。
三宅さんが語り始めると辺野古のYさんが
「もっと辺野古(や高江)に来てくれ」
といった内容のヤジを飛ばしたのに対して、三宅さんがムカッとした声で
「めったに来ない者、初めての者はここに参加できないのか」
と大きい声を出しました。
私にはそんなやり取りに聞こえたのですが、
実はちょっと後ろの方の席だったので誤解があるかも知れません。
もし聞こえた通りだとしたら、三宅さん、気色ばむのは良くないですよ。
政治家でも何でもない人なら、
仕事の休みとって、高い交通費をやりくりしてしょっちゅう駆けつけるのは、
簡単ではないでしょう。
しかし、三宅洋平さんは政治家として名乗りを上げている人なんだし、
那覇市には自分の店、三宅商店まであるんだから、
辺野古・高江にそんなに来ていない場合、
子供っぽく偉そうな態度をしてはいけないと私は思います。
山本太郎さんが7月25日、高江で、
「22日にここにいなかったこと、本当に申し訳なく思います。
そして、もう一つ、2011年に福島原発事故が起きるまで、
自分にとって沖縄は他人事でした。
そのことを謝罪します。本当に申し訳ありません。」
と謝罪したことで、私はどれほど山本太郎さんを信頼したかわかりません。
安倍首相の連れ合いのアキエさんも、三宅洋平さんも、
今回、まるで一貫性がないちゃらんぽらんな行動を取ったと思います。
昭恵さんは15分ほど滞在しただけで
高江ヘリパッド工事やそれに対峙するする人々に対して何のコメントも
いまだに発していません。
確かに高江に来た若者の中には
三宅洋平さんの選挙フェスにいたく感じていた人が何人もいました。
動画で観た三宅洋平の顔・ことばには強い力があると感じました。
それだけに、緊張感高まっている時にぶつけた今回の行動は、
何の効果を生み出すのか私は評価できません。
集会後、のんびりしていたらまたしても雨がドバーッと降ってきました。
テント屋根に溜まると大変なのでみんなで流しています。
瞬く間に川ができます。
「昨日、溝作っといて良かったね」と近くの女性たちが話していました。
5日の昼間に大急ぎで作ったテントなのでした。
(わ、カタツムリ!と思ったら殻だけでした)
発芽するかどうか、ドキドキですが、芽が出ることを祈っています。アオギリの生命力を信じて・・・・・・。
コメントを寄せてくれる「やまもとたろう」さんは、中国憎しで凝り固まっているようですね。そういう人には、言葉より現実の中国を見てもらうのが一番だと思うのですが、残念なことにそういう人に限って、チャンスがあっても日本から飛び出そうとしません。
内向きで幼稚な日本中心主義者が増えて、日本は困った状態ですね……。
幼木になってから定植しようとおもいます
山本太郎さんは俳優時代から誠実な人柄が溢れていました。
彼の名を騙って反対コメントをする 「やまもとたろう」は許せないです(゜〇゜;)