与党(自民・公明)による特別委員会強行採決は、
何をやっても自分たちはO.K.だ、
自分たちは何の(誰の)規制も受けることなく、
自由自在にこの国を支配できるんだ、
と思いあがった者どもの姿を余すところなくさらけ出しました。
しかし、舐められまくって日夜ごまめの歯ぎしりをしてきた私たちに、
今、天が光を注ぎ始めた気がします。
今まで芥子粒ほどにしょぼかった私たちの抵抗の力が繋がりつつあるのです。
15日夜、国会周辺は6万人を超えたとのこと(出入り含めて10万人だと)!。
名古屋もたくさんの人たちが集まったそうです。
私が娘と出かけた大阪キタの中心地梅田のヨドバシカメラ前もすごかったです。
大阪駅前にこんなに大勢政府に反対する人たちが集合したのは、
私の記憶では、1970年代初頭以来かと思います。
ヨドバシカメラの別のコーナーでも大人たちのグループがスピーチしていて、
そこにも何百人も集まっていましたが(下の写真)、
JR大阪駅真向かいのSEALDsの街宣はスゴイとしか言いようがありません。
娘にも言っていたのですが、なんぼ中高年が地味にコツコツ訴えても
メディアは無視し、道行く人は蝋人形のように固い表情を作り、
かかわり合いにならないように、足早に去って行くのが常でした。
ところが、この間彗星のように現れた若者集団のSEALDsとSADL(関西のみ?)、
彼ら・彼女らがシーンを変えました。
今まで、「年寄り左翼」とレッテルを貼られ、唇をかみしめつつ、
それでも死ぬまで頑張るしかないと涙を拭って(笑)、
がんばってきた私たちにとって、
とうとう、若いもんたちが立ち上がってくれたことは、心底嬉しいです。
さらに彼女ら・彼らのスピーチを聞いて、嬉しさが倍増しました。
「自分たちの次の世代が戦争で苦しむことのないように」
と、平和を次世代にパスしようとしているのです。
私たち「年寄り」のがんばる根拠もそれに尽きるので、
この子どもたちも、人間の歴史を健気に引き受けてくれているんだ、と思い、
心が熱くなりました。
政府の蛮行に対決の意思を再度確認すると同時に、
新たな仲間の出現にとても勇気づけられた夜でした。
しかし、この高揚した気分が収まったとき、
私たちは沖縄の「勝つまで絶対諦めない!」辺野古新基地建設反対闘争の
堅忍不抜の精神に学び、ふんどしを締め直さなければならない時が
必ず来ると思います。
ツイッターに下のような書き込み・写真があったのでここに転載させてもらいます。
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ヨドバシ梅田前。扇風機買いに来て、たまたま出くわしたSEALDs関西反戦スピーチ。 自分の言葉を理路整然と音楽に乗せ、マナー遵守に努める学生たち、静かに聴き入る大勢の老若男女。 こんな街頭演説、初めて観る。 かっこいい。 嬉しい。
*SEALDs:STUDENTS EMERGENCY ACTION FOR LEVERAL DEMOCRACY
*SADL:SMALL AXE FOR DEMOCRACY AND LIFE―BOB MARLEYのSMALL AXEより
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