昨日、岡山大学大学院に留学中の教え子王さんが訪ねてきてくれました。
昨年9月の渡日以来の出来事を弾丸のようにまくしたてて話す王さんは
大学時代そのまんまで、
(全然変わってへんなあ)と思わず目を細めるブルーはーとでしたよ。
↑「どるめん&遊」でタイ料理『ムーガタ鍋』を食べた後は王さんの独演会(笑)。
初めて生コン会社のバイトに行き、
一輪車で運ぶように言われても
操作したことがないので
「あのー、すみません。入れるの半分だけにしてください」
と言ったり、あと2回運ばなければならないとき
白髪頭のおじいさんに
「すみません、僕はもうできないのでおじさんが運んでくれませんか」
と頼み、
「お兄さんと言ったら引き受けたるわ」
と笑って運んでもらったりと、
苦労しながらも心優しい人に支えられながらの5か月だったようです。
その王さんがもう中国に帰ります。
中国の高校の日本語教師の職を紹介されたのだそうです。
大連外国語大学大学院修士卒業し、
日本の岡山大学大学院修士課程5か月退学の経歴だと、
かなりハイレベルの高校に就職できるとのこと。
もともと大学院に進学したのも
「給料のいいとこに就職して苦労しているお母さんと暮らすため」
というただ一つの目的のためです。
何かを学問的に追求し研究したいためでは全くありません。
上昇志向の権化だと思っても
彼の人生の目標を思うと(まあ、しかたないな)と思うのです。
2月12日に帰り、
15日から江蘇省の高校で教鞭をとる予定だったのですが
今回の新型肺炎で高校の新学期も延期され、
日々変わる情報の中には
南京の空港で足止めされるとか、
中国国内の交通手段はすべて遮断されたとかも含まれていて
大変困っていましたが、
今日の段階では取りあえず故郷の東営市には
どうにかして戻れるようです。
↑阪急神戸線園田駅で。
昼前、尼崎の阪急園田駅で
奈良の東大寺に行き、鹿にせんべいを上げて写真を撮って、
岡山に戻る彼と別れました。
きっとまた会える予感がします。
立派に成長した教え子王さん、王さんにとってブルーはーとさまは、生涯恩師ですもの。
母国きっといい教師になることでしょう。
息子の店の片隅でコソコソパソコン作業をしていると落ち着かず、お返事も長らくいたしませんで失礼いたしました。
(今日は店が休みなので伸び伸び~)
何度も過分におほめいただいて恥ずかしいです。
特にこの王康さんには本気で怒ったりして弟分みたいな存在で。