⤴裏庭の青じそが鬱蒼としています。その一枚いちまいをよく見ると……。
季節が静かに移動し始めていますね。
今夏を振り返ると
戦いが一区切りしたかのごとき感慨が胸を浸します。
何をそんなに闘ったのかと言いますと、
植物たちを守る戦いであります。
まず、水遣りね。
7月の梅雨明け以降、一気に猛暑になりました。
Youtubeで水遣り専門家が、
「遅くとも午前9時までに乾いた土にたっぷり遣りなさい。」と言っていたので
起きたてのぼうっとした意識でふらふらと、
まず、私の一室のあるマンションビル前の小さい花壇に
やかんの水を運ぶ日々が始まりました(毎朝2往復)。
我が裏庭は朝は日が差しませんから、そんなに慌てなくてもいいのですが
マンション前の花壇は南向きでカンカン照りの日向です。
午前9時でもすでに日差しは厳しく、
花や植木たちは「何しとんねん、早く、早く、水くれ~~!!」
と身悶えしています。
実は、朝に弱い私などでなく、他の住人たちがやったっていいのです。
第一、その花壇に私が植えた花や木は一本もありません。
勝手にというか、自主的に花やらハーブやらをそこに植えた当人達は
いったい何をしているのか、なぜ植物たちの渇きに想いを至らせないのか。
毎朝、ぼおっとした頭で水を遣っているうちに
私は「マンションの水遣り係」という定位置についている自分を
不承不承認めざるを得ませんでした。
もう、暑さのピークは過ぎ、しかもここ数日は毎日適度にお湿りがあって
私は係りの仕事から解放され、自室に引き籠もれます。
やれやれ。
マンション前の花や木の水遣りは夏の一日のスタートで、
その後、いよいよ自分の裏庭の植物たちを見回らなければなりません。
「庭の草木の手入れ」などと聞くと
どれほど平和でおっとりのんびりしているかと思われるかも知れませんが、
現実は、汗水たらした大作業なのです。
しかも、あまり日が当たらないせいでしょうか、
我が裏庭の植物にはやたら病虫害が発生するのです。
見てください。
紫蘇の葉の白い斑点は葉ダニでしょう。
酢を葉の裏表に丁寧に噴霧すると効果があるそうですが、
私はすでに3個も噴霧スプレーを壊しています。
⤴柑橘類(柚子だか八朔だか)の葉に虫が這った白い跡がありますね。
見つけたら直ちに(虫を)手で潰すのですが、このように跡が残り、
たくさん這い回られた葉は写真のようにボロボロになります。
⤴これは3週間ほど前のものですが、アゲハが頻繁に卵を産み付け、
ちょっとうっかりしていると、卵はすぐ幼虫になり葉をむしゃむしゃ食べるのです。
⤴ベニフキノメイガに酷く食べられてしまったレモンバーム。
それでも写真に新しい芽が見えますね。弱いけど強い植物です。
ベニフキノメイガは他にもスペアミント、ローズマリーなどを
むしゃむしゃ食べる腹立たしい虫です。
でも、どこかで(あら、今年も遇ったね)とお馴染みと思う適当さが
我が心にあります。
⤴三つ葉が種を落とす時期になりました。
⤵種を落とすと同時にまた新芽をつける三つ葉もスゴイ植物です。
一年中採取できて、私の貧しい食卓に緑を添えてくれる
感謝するしかない和ハーブです。
⤵三つ葉同様、若い芽を次々芽吹かせる芹(セリ)。
写真は芹の花です(不鮮明で残念。スマホで撮ったので)。
確か春にも咲いていました。
これも三シーズン採取できます。ありがたい……。
⤵最後の写真は、最も収拾がつかなくなった
我が庭の一角=ミニジャングルです。
三つ葉、芹、ミニトマト(種は蒔いていないのになぜか生えてきた)、紫蘇、
その他、名前の分からない野草がぐちゃぐちゃに生えているところで、
まだ成熟していない赤とんぼが一休みしています。
もう、このコーナーは秋になるまで見て見ぬふりをする所存です。
セリのお花ってこんなんでしたっけ。そういえば見たことがないような・・・
虫達との闘いも大変ですね。私はもう、あまり外に出ないようにしていますので、生き物(猫やカメも含めて)のお世話はみんな、お嫁さんがしてくれています。お嫁さんはネットで調べては的確な処置をしています。これも今どきなんでしょうね。
お嫁さんは、とても有能で頼もしいアシスタント役を引き受けてくださっているんですね。カブトムシ採集名人の息子さんのお連れ合いでしょう?お似合いのご夫婦ですね。