2月から今まで落ち込んでいた気分を払拭するべく、
今日は朝から、返信もせずに貯め込んでいたメールに返事を書く作業をしたり、
skypeで江財大の学生たちに大学院入試面接対策の特訓をしたりと、
久しぶりに社会に向けて行動したかな、と思える一日だった。
そんな一日も暮れようとする夕刻、4年生の余立君さんから、
昨日3月22日に開催された「安倍政権に『NO』東京集会」の
模様を伝える写真とメールが送られてきた。
もちろん、中国で、今日報道されたものである(写真右下に『中國青年網』のロゴあり)。
メールには次のように書かれてあった。
先生
さっき、ネットで論文に関する資料を調べていたとき、
「昨日、東京の日本民衆が安倍政権に反対した」というニュースを見ました。
写真を見ると、とても深い印象を得ました。
安倍の画像はヒトラーのようにしていました。
それに、何百人も「安倍政権NO」というスローガンを掲げました。
ほんとうに壮観だと思います。
今の日本はそんなに多くの人が安倍政権に反対しているのかと感嘆しました。
多分中日友好の春はもうすぐそこまで近づいていますね。
写真もお送りします。どうぞご覧ください。
余立君
うかつにも、私はこの集会について全く知らなかった……。
ううむ、落ち込んでなんかいられないわ。
私も迂闊だが、日本のメディアはどれくらい報道しているのだろうと思い、
ネットで調べてみた範囲では、昨日の共同通信、今朝の東京新聞、
あとはtwitter、facebook、各種ブログしか見つけられなかった。
朝日デジタル、毎日新聞ニュースメールも探したが私の見方が悪いのだろうか。
こんな日本的には大規模な市民集会を、まさか、天下の二紙がスルーするなんて。
ほんとにそこまで腐っちゃったの?朝日、毎日。
産経と読売は無駄なので聞きませんけど。
今は日本のことを知りたかったら、外国に行かなければならない時代だ。
これは、本当は戦慄すべき事実なのだが、なんか私も麻酔注射されたかして、
脳みその麻痺が進行している。
今朝、一面の下段にきちっと場所をとって載せていた東京新聞(下)。