毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「学童での激動の夏、餃子作りで締めとする」No.2929

2019-08-07 20:41:19 | 教育

今年の夏休みは、

日本に帰るなりとんでもない激務が待っていました。

知り合いの学童保育の手伝いを頼まれ、

どんなことになるかも深く考えずに

(週に2回ぐらいなら負担にならないだろう)と引き受けてしまったのが

その激務を招いた原因です。

まず、朝8時半から夕方6時半まで休憩時間無しのぶっ続け10時間労働は、

中国で毎日3、4時間しか働いていない私にとって

仕事と言うより、もはや過酷な修行・鍛錬の日々です。

しかし、それもあと一日を残すのみとなり、

今日は本当に深い安堵のため息をつきましたよ。


下は仕事も大詰めを迎えた一昨日の餃子作りでの一コマです。

子どもたちは料理が大好き。

普段、「片付けようね。」と言っても

知らん振りするか、「いや~!」とか言う

とんでもない態度の子も一人、二人ではないのですが、

この餃子作りでは、憎まれ口を利く子もなく、

実に熱心で真面目でした(笑)。

下は、お代わりを2回もして他の子の2倍食べ、

すっかり満足して微笑む1年生の男の子と、

静かにその子を抱いてあげている5年生。

5年生が毎日来てくれたらとても助かるのですが、

残念なことに私の当番日では、これでただの2回目です。

料理では和気藹々とした雰囲気でしたが、

その前に中国の大学生たちが作成した動画を見せるとき、

一人の子が、

「俺、中国なんかだいっきらい!

お父さんが言ってた。中国は卑怯だって。

日本一人に、中国は20人ぐらいで襲って戦争し掛けて来るって。」

とか言うじゃないですか。

(げっ、どうしてそういう嘘八百を子どもに吹き込むかな)と

心中、その「お父さん」にムカムカしましたが、

「ま、とにかく動画を見て、中国の人たちがどんな人たちか、

実際見てみましょう。

日本と戦争したがっているかどうか見れば分かります」

と、軽くいなして動画を見せました。

その動画は、学生たちが自己紹介した後、

大学キャンパス、街の様子、授業風景などが映し出され

最後は「世界に一つだけの花」を歌って、

「どうもありがとうございました」

とひらがな文字が出て終わるものです。

その後、「ありがとう・こんにちは・さようなら」

の中国語、

「謝謝(シエシエ)・你好(ニイハオ)・再見(ザイチェン)」

教えると、

最も早く覚えたのは「中国大嫌い!」と言った子でした

別の4年生の子が、

『世界に一つだけの花』って、そんなにも有名な歌だったのか!

と驚いていたのが可笑しかったです。

・・・・・・

とまあ、一事が万事この調子で、

毎日素っ頓狂なことが言われたり、行われたりしていましたが、

その中には、根深い問題も確実にあるのです。

(とりあえず、今日はここまでにしますけど)。


下は、たくさん作った餃子や残りの具で作ったハンバーグを

工作用ダンボールをくれた作業所の職員にプレゼントするため、

4年生の子が、一人で自主的にせっせと袋詰めしたもの。

いろいろあるにしても、こういうのを見ると

(やっぱり子どもって可愛いなあ)と思えますね。

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「電工女子の力作*京都七条... | トップ | 「尼崎園田のまぼろしのトマ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
焼き餃子と水餃子 (mr.black)
2019-08-08 10:56:59
餃子と聞くと思い出すのが内モンゴルのフフホトの餃子屋さんで焼き餃子を頼んだところメニュに出ているのに没有と断られたこと、あまりのことで今も強く記憶に残っています。
山東省ではそんなこと経験することがありますか。
返信する
mr.blackさん (ブルーはーと)
2019-08-09 00:17:06
 上海や北京なら焼き餃子もメニューにあるかもしれませんが、地方はなんと言っても水餃子だけが客に出せる餃子なんですね。菏澤では、夜、残り物の餃子を(腐らせないために)焼くそうです。私は、中国では最初から焼き餃子を注文しません(笑)。水餃子の方がヘルシーですしね。
 ところで、日本に帰ったときは、餃子の皮を買ってきて具を入れて焼くのですが、皮がペラペラで、中国のように「もちっ」としていないのが物足りなく感じるようになりました。いよいよ、自分で皮から作らなければ……。
返信する

コメントを投稿

教育」カテゴリの最新記事