キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

THE COVE 映画

2010-07-08 06:04:49 | Weblog
7月4日(日)に大阪十三の第七藝術劇場まで。

『THE COVE』を観賞に。







(パンフレットの表紙)




本当は7月3日(土)に行く予定だったのですが、大雨

だったので次の日に。

この日、関空紀州路快速が15分も遅れたので

ハラハラしながら目的地に。

(どうも、和泉府中と久米田の間で人が立ち入ったということでした。

迷惑な話ですねぇ~。このごろJRがよく遅れます!!)

10分前に劇場に着きました。入口で観客がいっぱい待っていましたねぇ~。

私は、98番の整理券をもらい暑い中で我慢の10分でした。

劇場に着くまでは、抗議行動やステッカーを貼った車が

何台も止まっているのかなぁ~。と思ったりしていたのですが・・・。

全く何もありませんでした。

そして、映画館の中に入ると満席でした。

ライトが消えると、制作メンバーが車の中でマスクをして何やら訴えている

場面から映画が始まりました。(話しながら車が尾行されていないか?時々

ミラーで確認しています。)

 次に 『危険立入禁止 太地町役場』の看板や

撮影者が太地町の漁師さんに 『帰れ』 と言われて

いる映像は、これからの物語を予感させるものがありました。







(イルカのジャンプと大漁旗)







イルカ漁をどう考えるか?

難しい問題だなぁ~。と思って観ていました。







(危険立入禁止 太地町役場 とあります)





次に、パンフレットにあったコメント(成城大学 教授

小島孝夫さん)の一部を紹介します。



『文化としてのイルカ漁』

~~ クジラやイルカはイワシやカツオと同じ水産資源であったし

海洋での食物連鎖の頂点に位置するクジラやイルカは

人間の競合相手でもあった。






(かわいいイルカとスーパーで売っている鯨肉?)









この作品は、太地町の人々の暮らしの成り立ちや背景が

ほとんど描かれていない。その文化を理解しようとする視点が

あれば、これほど、一方的な 『ドキュメンタリー作品』 にならなかった

はずである。


文化が一様でないように正義もまた一様でない

ことを理解しなければならない。




「文化をどう捉えるか」 ひいては 「他者をどう捉えるか」 という

視点で本作を見てほしい。

とありました。







(海洋環境保護活動を進めている リック・オリバー)






その対極としてのコメントも。

『イルカの追い込み猟とは?』

(エルザ自然保護の会 会長 藤原英司さん)

イルカの追い込み猟(漁)は、群れのすべてのイルカを入り江

または漁港に追い込んで捕殺する方法をとる。妊娠している

メスも子どものイルカも無差別に追い込まれる。

囲い込んだイルカに何度も銛を突きたてたり、喉を刃物で切る等

その捕殺方法は、残酷極まりない。








(血に染まる入り江とイルカ漁)








『ザ・コーヴ』 を通して、これまで日本の一般市民が真剣に向き合うことが

少なかったイルカ追い込み漁の実態や水銀問題を広く討議し、日本政府が

人間以外の 『いのち』 にも敬意を払い、具体的な対策をとることを期待する。

という文面も・・・。








(普段は、とっても静かな入り江です。この作品は、「第82回アカデミー賞 長編

ドキュメンタリー賞」 を受賞しています。)







伝統としての食文化は、尊重されるべきだし、

隠し撮りというのがとても気になりました。

ドキュメンタリー映画は、もっとみんなが納得する

手法で作成してほしいものです。

でも、イルカの追い込み漁でイルカが銛で

刺されて入り江が血で真っ赤に染まるのが

観る者に強烈なインパクトを与えていました。


7月6日(火)のNHKのクローズアップ現代でも

『ザ・コーヴ』 が特集されていました。







(IWC総会の会場・Don’t take Photos!の看板・ イルカと血の海)






この番組では、コメンテーターの先生が

『是非、太地町の人々に伝統としてのイルカ漁や食文化と

してのイルカ漁のドキュメンタリー映画を撮ってもらいたい。』

と話していました。






以前、津久野の 『藤よし』 で 鯨肉のおさしみ四点盛りを注文

したことがありました。(これは、今から思うとイルカ肉だったのでしょう)

まあまあのお値段でしたが。

でも、もうあれは (よう食べんなぁ~。) と思いました。


~~~ 写真は、パンフレットから撮らせていただきました ~~~

コメント (1)
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