キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

夏の雲は忘れない 1945・ヒロシマ ナガサキ

2010-07-15 05:24:47 | Weblog

7月11日(日) に 女優たちによる朗読 という

副題のある 『夏の雲は忘れない』 という

公演に兵芸まで行って来ました。







(『夏の会』が全国縦断公演を行っています)





こういう形の朗読を聞くのは、初めてでした。

以前、谷川俊太郎さんの詩の朗読や息子さんの

ピアノに合わせての詩の歌を聞いたことはあるのですが、

それとは、また違ったものでした。

会場でもらったパンフレットには

『1945年に広島、長崎に落とされた

原爆によって父母を失った子ども、

子どもを亡くした両親が書き残した手記。

「あの日のことを多くの人に伝えたい」

六十五年目の夏、「夏の会」の朗読が・・・。』

という文面がありました。







(長い間トランクの中にフィルムがしまわれていたようです)





舞台は、その当時の写真が大きくアップされて、その前や横で

女優さんたちが朗読するという構成になっていました。







(このような形で朗読が進められていきました)






地元の有志の方も朗読に参加されていました。

聞いていて胸がつまる手記や幼い子どもが書いた詩には

つらいものがありました。





( 『爆心地・長崎』 と解説されていました)

      



私は戦争を知らない世代に入りますが、この人たちの

つらい・悲しい体験(犠牲)の上に、今の平和や生活が

あるんだなぁ~。という思いを強くしました。





    

( 『 焼き場に立つ少年 』

 一番つらい写真でした。少年は焼き場に向かって気を付けをしています。

 背負っている弟は、死んでいます。焼き場の人がその弟を火の中に。小学3、4年生で

 しょうか? この少年の父は? 母は? そして、少年はどんなつらい人生を送ったのでしょうか?

 この写真を見た時は、悲しくて涙も出ませんでした。

 もし、自分がこの少年だったら・・・。

 何に向かって怒りをぶつければいいのでしょうか?)

 

 

 




『夏の会』 のメンバーの女優さんは、渡辺美佐子さん・山口果林さん・日色ともゑさん

高田敏江さん 他12人おられます。

公演には6人が出演して 《全国縦断公演2010》 と題して全国を回っています。

兵芸には初めてらしいですが。









公演が終わっての帰りの足取りは、大変重かったですねぇ~。

行って、良かったのやら 良くなかったのやら?

つらかったのやら 悲しかったのやら

何をどう考えていいのか? わかりませんでした。

でも、でも 来年もあったら 『また行ってみよう!!』 と思っていました。

朗読時に使われた 『 トランクの中の日本 (米従軍カメラマンの非公式記録) 』

という写真集を買って帰りました。







( カルバリの丘、長崎

 荒涼とした夕日の中の 浦上天主堂)







家で読んでいると、会場では湧きあがってこなかった感情が

こみ上げてきて、2~3日はその気持ちを強く引きずっていました。

それは、怒りにも似た思いでしたねぇ~。





(HPからお借りした写真もあります)


コメント
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