年明けのスポーツ開幕の習い事になってきた、渋谷ニュー駅伝に
呼んでいただくようになってすでに4年目。
今年は区政施行80年記念とあって参加チームも345チーム1750人もの選手が
朝8時の極寒代々木公園に集まりました。
私の参加する地区対抗は10時30分スタートなので、スタート地点周辺をうろうろします。
いつもジュニアランナーズでお世話になる皆さんとご挨拶、そしてこの大会には
例年職場の知人が何チームも参加しているので、そちらの方々も探し出してご挨拶。
うーん、しかし。スタート地点は代々木公園の最北部で、ヒマラヤスギの林立する
冬なお薄暗い場所で、寒さがひときわ身にしみます。
スキー用のダウンコートを着込み、下は、タイツに裏ボア付きパンツ、そしてウインドブレーカーまで
重ねても、足下から寒さは登ってきます。
毎回私は、世話役の方のご配慮で、準備運動の引率を任されています。
年に一回、大声を出す機会、というのが私の認識でもあります。
コース下見と称して10分ほどJOG、ダウンを着たままなので、ようやく
汗が出始めます。
小学生に中学生は、嬉しいことにぴったりついてきてくれて、なんか可愛い。
無駄のない筋肉がぱんぱん跳ねて、小気味いいし。
走り終わるとラジオ体操。口三味線で、大きく手を前に出す運動から始め、
時々すっ飛ばしたりすると、優しいお姉さん・・・たぶん学校の先生かな?が
正しい運動に戻してくれたりする・・・・30人ほどに見つめられて声を出すのは
やはり気持ちがいい。
もっといろいろやってみたいけれど、体操の後にいくつかストレッチをし終わると、
スケジュールを確認していったん解散して、コールまで自由行動にします。
再度の集合は10時、 私たちの地区だけでも、
1チーム7人のメンバーが かけること6チーム分ずらりと整列します。
第一走者が小学生女子、2走が小学生男子、私は3走。
前の二人はなかなかに走り慣れている様子で、レース前でも落ち着いています。
二人とも上位でつなぎ、私は7番目くらいで受け取って走り出します。
1キロまでに2人抜いて、2キロ過ぎにもう2人かわします。
しかし、2,6キロほどのところで、ひたひたと、というよりガツガツという足音が迫ります。
きっと、I.Tだ!足音の様子でわかると言うより、4年も参加していると大体メンバーの
実力もわかっているので、私を抜かしそうなのは、まず彼だろうという予測がつくのであります。
そして、足音が聞こえて10秒くらい後には、並走することもなっくあっさりと抜き去られ、
やはりI.Tさんであることを確認します。
まあ、フルマラソンをサブ3で走る方ですから、かなうわけが無いのですが。
それでもゴール近くの直線は、短距離走者の意地があるので、
最大50mくらい離れた差を、30mくらいには縮めて、4走の中学生女子に引き継いだのでした。
いやいや、中距離はきつい・・・でもたくさん、いっぱいに走った感覚は、短距離よりも
長距離よりも深く体に喜びを与えてくれます。
口はしびれてうまくしゃべれないくらいで、ゴールして飲んだアクエリアスが唇から漏れ出すみっともない
力の抜けた筋肉ではありましたが、それでもニコニコしている自分がいます。
早速、ずっとコースを先回りして、3回も応援してくれていた彼女も、
やってきてくれて、お疲れさんと言ってくれました。
これもまた、走った選手の特権。
なんか、みんなから応援してもらったり、ねぎらってもらったりして、
あー、楽しかったと実感できるのです。
大会の役員の皆さん、地区の世話役の皆様。
もちろん、ともにたすきをつないだ、愛らしい小学生、中学生のみなさんや、大人の方々。
良い休日の午前中を過ごさせていただきました。
ありがとうございます!!