骨肉の争い

　ロッテの経営権をめぐって、創業者と長男、次男が対立しているようです。

　日本でも少し前に大塚家具で同じようなことが起こりましたね。

　創業者の重光武雄は在日一世。戦後、ガムの製造を手始めに菓子メーカーを創業。故国の韓国でも事業を始め、ロッテホテル、ロッテデパート、ロッテワールドなどの流通を始め、建設業な化学工業など、韓国有数の財閥に上りつめました。

　しかし創業者も９０歳をこえ、二人の息子が経営に当たっていますが、近年対立が目立っていた。互いに解任合戦のようなことをしているようです。

　長男の昭夫氏は韓国語が堪能ではないらしく、韓国のインタビューで日本語で受け答えしたことが不評を買い、ロッテ商品の不買運動までおこったとか。

　私が韓国にいたとき、ソウル日本人学校に通う長女の一つか二つ上の学年に、ロッテ創業者の何番目かの奥さんの娘さんがいて、誕生日にロッテワールドを貸し切りにして同級生を招き、アトラクションは乗り放題、ロッテデパートの豪華お土産つきという「接待」を受けた、という話を聞きました。

　親族が何人いるのかしりませんが、創業者が亡くなったあとの遺産相続も大変そうです。

　一方、韓国朴槿恵大統領の妹が、日本で問題発言をしたとのニュースが流れています。朴大統領に妹がいたということも知りませんでしたが、問題はその発言内容。

「首相が替わるたびに謝罪を求め、隣人を責めるのは第三国から見て恥ずかしいことだ」

「父、朴正煕（チョンヒ）元大統領が成し遂げた日韓国交正常化による日本からの援助が韓国の経済発展にとって決定的だった」

「元慰安婦女性らの支援は自国が責任を持つべき」

　くわしくはこちら。

　歴史認識問題に強硬姿勢をみせる姉とは対照的です。韓国に帰ったらただじゃすまないと思います。

　インタビューの最後の発言がこちら。

「韓国では、日本を非難するニュースばかりが流れるが、大半の国民は私と同じ考え方を持っていることを分かっていただき、もっと韓国を好きになってほしい」

　一般国民は、街頭でマイクを向けられると、つい教科書的な反日発言をしてしまう。もし、親日的発言をしたら、カットされて、ニュースになることはない。

　マスコミが最大の癌だと思います。