スリの被害にあいそうになった翌日、知り合いのタイ人にその話をしました。
「犬鍋さん、気をつけないとだめですよ。最近、治安悪いから」
「えっ、そうなの? インラック首相が頑張っているんじゃなかったっけ。最低賃金も上げたし」
インラック首相は最低賃金を上げることを選挙公約として当選し、実際にバンコクの最低賃金は300バーツになったという報道がありました。
「あれのおかげで、外国人労働者がいっぱい入ってきて、タイ人の失業率が上がってるんですよ」
つまり、最低賃金制はタイ人にのみ適用される。そのため雇用主は、もっと低賃金で使える外国人労働者を雇って、タイ人を解雇する。失業したタイ人が犯罪に走る…、という流れがあるようなのです。
「外国人って?」
「カンボジア人。ミャンマー人も最近は増えてますよ。掃除とか、屋台の食べ物屋とか」
そうだったんだ。
すると、バンコクでミャンマー人に会える可能性もあるわけだ。
ミャンマー人がやる屋台は、タイ人をお客さんにするので、味付けもタイ向けでしょうが、ミャンマー人労働者のためのミャンマー料理店も、探せばどこかにあるはず。
ですが、出張中にそんな店を探すひまもなかったので、今回はおあずけでした。
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言葉も近いし、メコン川が国境ですから越境は簡単です。
日本も同様ですが、治安が悪くなると不法滞在者のせいにされがちですが、現在のタイの治安悪化の一番の原因はタクシン元首相を巡る政治的対立とプーミポン国王の老齢によるガバナンスの低下によるものだろうと思います。
国王は入院中とのことですが、また元気になられるといいですね。