犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

大雪で飲み会キャンセル

2024-02-06 22:10:05 | 日々の暮らし(2021.2~)
写真:西武池袋線(産経ニュース)

 月曜日、韓国人の知り合いと飲む約束をしていました。

 前に会ったのはコロナ禍の前。5年以上前になります。

韓国の友人

 ところが午後から雪がちらつき始めた。予報では、大雪になるかもしれない、と。

 午後3時過ぎ、本降りになってきました。自宅でのリモートワークの合間にラインを送ります。

「雪だけど、大丈夫?」

「大丈夫です!」


 私が住む街を走る西武池袋線は、人身事故は多いけれども、悪天候には強いという定評がありましたので、私も大丈夫だろうと思っていました。

 約束していたのは、19:30に池袋。

 仕事が終わるころ、テレビをつけると、大雪のニュース一色。すでに首都圏の一部の交通機関が止まり始めています。「不要不急の外出は避けるように」という注意を呼び掛けていました。

「どんどん激しくなってるね。別の日にしませんか?」

「ぼく、明日、韓国に帰るんです」

「明日帰国ですか! それは残念。でも、この雪じゃ今日は無理そうだ」

「わかりました。私は3月にまた来ますので、そのときお会いしましょう」


 その後、西武池袋線は倒木(竹?)のために、不通になり、無理して池袋に行っていたら「帰宅難民」になるところでした。

 ふと、東日本大震災が起きた日のことが頭をよぎりました。

 その日も、私はソウル時代の知り合い(日本人)と、飲み会の約束をしていました。

 東京での「第一撃」に続き、立て続けに起こった大きな余震があらかた収まってきたとき、私は「約束」を思い出しました。

 しかし、連絡を取ろうにも、携帯電話がつながらない。一方、メールは生きていました。

「今日の約束、キャンセルでいいよね?」

「はい、それどころじゃないですね」


 どこで会うはずだったかは忘れましたが、交通機関も止まっていたし、店もほどんどが臨時休業だったでしょう。

 結局、その日私は「帰宅難民」となり、自宅(埼玉県)に帰ることはあきらめ、都内の実家に地下鉄などを乗り継いで帰りました。

 13年前の思い出です。

巨大地震

 韓国の友人が、今日無事に空港にたどり着き、飛行機も飛んで、韓国に帰れることを祈ります。

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