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足にシュー(ズ)




「Moet、あなたにつつしんで聞きたいことがあるの」

アメリカ人のキャサリンがやおら靴下を脱ぎながら言った。


「実はね、ロンドンでかかとに漢字のタトゥを入れたのだけど、知り合いが『ああ、かかとだからシュー(shoe=靴)という字を入れたのね』と真顔で言うのよ。ほんとに”靴”っていう漢字かどうか見て!”靴”だったらめちゃくちゃかっこ悪いよね...」

わくわくしながら拝見。


”殊”


「ああ、たしかに音はシュね。でも靴、という意味ではなくて、特殊(ユニーク)、という場合に使う漢字よ。よかったね。でも、入れてもらう前に漢字の意味を聞かなかったの?」

「聞かなかったのよ。勢いで入れたから~。」

聞かなかったんですね...
漢字の意味を解する民族にはありえませんね...



その後、ケルンから(ドイツのケルンに行っていた)帰宅し、なんとなく漢和辞典で”殊”を調べてみたら

「死刑にする」
「死」
「別々にする」

うそやん。

キャサリンには「ユニーク♪」だと信じておいてもらおう。


.....



2月の終わりを過ごしたドイツのケルン。




寒波がヨーロッパを覆い連日零下だったが、すっきりと空は晴れ渡り、午後、街をぶらついては何度も何度もお茶をするのにうってつけであった。


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