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雲の中




マルクト広場の州庁舎/Provinciaal Hofで、"In de Wolken/12 West-Vlaamse Kinderboekilustratoren" "雲の中/12人の西フランダース児童書イラストレーターたち"という絵本原画展が開かれている。


日本でもベルギーの絵本は人気が高く、数多く翻訳されていると、その筋の人に聞いたことがある。

わたしは個人的にベルギーの絵本が好きである。

特にCarll Cneat やKatrien Thantが。

マンガとは対極にありながら、シュールで抽象的、そして黒い味付けがされている、とでも言おうか。

私見だが、強いて言うなら、ベルギーの芸術家エンソールや表現主義の芸術家達-特にティットガットやドゥ・スメット-を彷佛とさせる雰囲気である。


当然と言えばそうなのかもしれないが、わたしには日本やアメリカの絵本とは全然違うように思える。


勧善懲悪、PC、そんなお話に興味はないが、「世界は(あなたが考えているような意味秩序なんかなく、単に)こういうもんなんですよ」ということをあらためて教えてくれるお話は大好きだ。



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運河




この冬始めて凍りついた運河。

最近は地球温暖化のせいか、運河でスケートできるほど寒くなることはなくなったとそうである。

わたしは寒さに弱いくせに、いつの日か運河の上をスケートしながら、となり街Dammeまで行くことを夢に見ている。


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