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Brugge Style
発表会考
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2年前にバレエを始めた娘の初発表会だった。
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わたしがバレエを習っていた頃、発表会は年に2度あった。
着飾ってステージに立てる恐ろしい快感と、花束を贈呈されてちやほやされる快感とで、子ども心にすてきな行事だった。
本番前には2日間のフルリハーサルがあり、当日を含めると25時間くらいの拘束時間。
わたしの母にとっては大変だったろう。
でも数十年後の本日、朝10時に会場に子どもを放り込んでおけば、あとは開演時間に観に行くのみ。
衣装もバレエ学校のものを使い、その他も特にかかる費用はなし(わたしには衣装代がかなりかかったと記憶している)。
考えてみると幼稚園も学校も親絡みの行事は一切ないし、「母親は専業主婦」という前提で、子どもを盾に母親の協力を強要するようなどこかの国の学校とは全然意識のありかたが違う。
どちらがいいというのではない。われわれは協力を強要されようが、協力を期待されていなかろうが、それを当たり前だと思っているのだ。
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今日のパフォーマンスは、下は4歳のちびちゃんから、上は20歳前くらいの姐さんまで。
踊りはともかく、西洋人の10代の子どもの多くのスタイルのよさは抜群である(逆に20代からぶくぶく肥える人が多いのは否定できない事実)。
中には「素質がある!」と目が釘付けになる子もいれば、10歳くらいで悩ましい色香がただよう子も。
(振り付けや選曲)内容的には何かちょっと古いなあ、というのもあった。
例えばジェニファー・ロぺスがPVで演じたような「メタ」ではなく、「あのまんま」の「フラッシュ・ダンス」はなかろう...
見ている方が赤面。
まあ、演じている当人達はまだ生まれてもいなかったころのことだが。
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