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moleskine "style journal"




前回の最後に書いたように、不肖わたくしがいつの日かシックなファッション本を出すための成長を促すエクササイズを(冗談ですからよろしく)。

モレスキンから出ているパッションシリーズの「スタイルジャーナル」。


今までにも、旅行時に持参した服を書き留めておく習慣があった。
ごく簡単に、行き先、季節と気候、重要なイベント、服、靴などをリストアップし、帰路の乗り物の中で、無駄だったもの、持って行けばよかったもの、こういうものがあったら買い足したいと思ったもの、それら反省点をささっとメモしておくという程度だけれど。
荷物を増やさないようにしたり、旅先で後悔しないためのわたしなりのやり方である。


反省メモには例えば
「月明かりの下で行われるパーティーでは黒のドレスはもう着たくないと思った。黒髪のわたしは完全に闇に溶けてしまう」
「素足ハイヒールの効果が一番期待できるのは、やっぱりベージュ、山吹、ゴールド、ブロンズなど肌のトーンに近い色。このトーンばかり揃えた靴屋がやりたい」
「アライアのドレスに合う下着を忘れた。阿呆!これらは必ずセットと考えるべし」
「安物のカーディガンが意外に重宝した。似たものでもっと質のいいのを探すこと」
「痩せたら?!」

などと書いてある。

だから?と思われるかもしれないが、わたしには役に立つし後から読んでおもしろい。


それで、さらにシステマティックな記録を目指すために導入した「スタイルジャーナル」だったのに...
中身があまりにも細かく別れていて自由度が低く、何につけてもテキトーなわたしはもう最初から気持ちが萎えてしまった。
だってセクションだけで6つ、ページごとのコラムの細かいこと細かいこと!まあシリーズ名からして「情熱」と言うくらいですからな。
情熱は分類に宿るみたいです。

わたしにとっては、素敵なドレスを素敵な機会に着るということは、実際に着るまでの妄想部分を含めて確かに情熱であるが、ドレスを管理し分類することには情熱が見いだせない。


このパッションシリーズには、「映画」「ワイン」「旅行」他のシリーズがある。

たしかにわたしはブログを書くのも好きだし、何かを記録したり、メモすることに対しては労力をいとわない方ではある。

けれど、飲んだワインのラベルをいちいちチェックしたり、旅行記を時系列に沿って記したり、レストランの星を数え上げたり、そのようなことを記録する趣味はない。
いいワインを飲みながら考えたことについてとか、旅とは何かとか、そういう副次的なことを記録するのが好きなのだ。

簡単に言うと、「知識」を記録することには興味がなく、「経験」を記録することが好き


わたしにはごく普通のモレスキンで十分です。
水彩画用のやつとか最高ですね。


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