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落水荘








先日訪れたパリの百貨店地下に展示してあったレゴ製の Fallingwater 。

わたしのようなミーハーなフランク・ロイド・ライトファン向けには、この展示作品をさらに小さくしたレゴのセットが販売されており(99ユーロもする)、マジで購入するかどうか身をよじって悩んだ。引っ越し前ゆえに見送ったが。



Fallingwater を「落水荘」というのは名訳だ。

漢字を処理する脳の部分は、驚いたことにと言うべきか、そうに違いないと言うべきか、言語を処理する部分ではなく、絵画などを処理する部分であるらしい。なるほど、漢字がイメージを喚起する力は、ずしっと腹のあたり、いや全身に快楽として来る(来ませんか?)。

義理父が日本語の本を見て「なんでそんなに画数が多く、覚えるのも難しい字をわざわざ使うの?」と問うたことがあった(からかいではなく、真面目な質問)。この快楽は漢字によって整備された世界の住人にしか分からないのだろう。
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