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ヴァレンタイン・コンサート



柄にもなく、「ヴァレンタイン・コンサート」なるものに行ってきた。
(右写真、このプログラム表紙デザイン素敵)

於ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール。

Philharmonia Orchestra
Christian Schumann (conductor)
Anna Fedorova (piano)

Verdi
Prelude to Act 1 from La traviata
Rachmaninov
Piano Concerto No.2
Tchaikovsky
Fantasy Overture, Romeo & Juliet
Debussy
Clair de lune from Suite bergamasque
Bizet
Excerpts from Carmen
Mascagni
Intermezzo from Cavalleria rusticana


ヴァラエティ・ショウ形式で、ヴァレンタインを馴染みの曲で楽しもうよ! という雰囲気だ。
客席の平均年齢が60歳以上というのもとてもロンドンらしい。

フェドロヴァの演奏は美しかったが、恐縮しつつ偉そうなことを言わせてもらえば、フィルハーモニア・オーケストラと「共演」するような感じではなく、この曲に限ってはそういったパーソナリティーや不可欠な強さに欠けるのではないかと感じた。学生さんの演奏、と言いますか。


驚いたことに、先週のエフゲニー・キーシンのコンサートに引き続き、昨夜もメディカル・エマージェンシーが...
ラフマニノフのピアノ・コンチェルトの第三楽章の最中に、その列の人全員が移動させられ、心配になったほどだ。
どんなに健康な人でも具合が悪くなる可能性はゼロではないし、誰でもいつか老人になるのであるから仕方のないことだと思うが、2週続けて遭遇するというのはすごい確率ではないか。


トイレで居合わせた女性に「あなた、オーケストラのメンバー?」と聞かれた。確かにわたしには珍しく黒いドレスを着てはいた...バレエを観に行けばしょっちゅう「あなたダンサーでしょう」と言われるので、きっとわたしは「内部の人間」みたいなしたり顔で歩き回っているに違いない。
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