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Brugge Style
アナログレコードプレイヤー
なつかしいですね...蓄音機、いや、レコードプレイヤー。
わたしが生まれて初めて自分のものとして手に入れたアルバムは『くるみ割り人形』のLPで、誇らしかった気持ちを今も覚えている。
昭和の空気の中で聞いた、録音現場の空気感の入ったあのLP、母さん、あのLP、どこにいったでせうね...
デジタルネイティヴである娘の世代でも、レコードプレイヤーには人気があるというし、処分しなければよかったかなあと思う。
カセットテープにかわり、MD、CD、ネット上で購入後ダウンロードして聴き...これが最終形態かなと思っていたのも束の間、今ではわたしもSpotifyで聴いているのだが。
資本主義は新しい商品を売る市場がないので、こういう懐古ものを販売するのだともいえる。
これも計画的陳腐化のひとつなのか。
夫は自分の青春時代に蒐集したレコードを聴きたいがため、最近のプレイヤーを欲しがっていた。
引越しの時にレコード自体はずいぶん処分したのに。
今回いよいよ買う気になったのは、Martha Argerichの5枚組LPが予約販売されたのと、Krystian Zimermanのサイン入りベートヴェンピアノ交響曲のLPが予約できたことにあるらしい。
肝心なのは針で、針さえ上質ならば(針は好きに交換できるのですね!)ある程度音質は良いのだとか。
だからデザインでわたしに選ばせてくれた。
この、どこかグランドピアノの形を思わせるのを選んだ。
予約販売のLPは7月まで届かないので、何枚かBill Evansを購入。
何かとってもいいような気がする...わたしはチョロい消費者だ。
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