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Brugge Style
英国産白アスパラガス
白アスパラガスの季節もそろそろ終わり...
3月下旬4月から6月にかけてのシーズン中、ベルギーでは普通のスーパーで白アスパラガスを見かけるようになるが、イングランドではそういう食材ではない。
昨日はデリカテッセンで見かけたので買ってみた。
ベルギーのものよりはかなり細め、それほど白くはないものの、英国国旗のラベルがかわいいし、そして肝心の味はよかった!
ちなみにベルギーの有名な白アスパラガスの産地はメヘレンで、シーズン中は、ベルギー人の間で一種の白アスパラガス・フィーバーが起こるのである。
フランダース風は、ゆで卵のみじん切りとバターのソースがかかっていて、みなさんこれが大好き。
わたしはオランデーズ・ソースを添えるのが一番好き。
というか、出来立てのオランデーズ・ソースが好き(白ごはんにかけてもおいしいのだ。バターと卵黄のソース、合わないはずはない?!)。
前菜に白アスパラガス、メインはステーキとフリッツ(ポテトフライ)、シンプルなドレッシングのサラダ、と、すごくベルギー的な夕食にしてみた。
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昨日のBBCのニュースによると、英国のインフレーションは9.1パーセントに上昇。今後、11パーセントまで上がる見込み。
ブルームバーグの記事では、ウォール街の専門家の話として、「英国はブレグジット(EU離脱)が原因で、数年間は激しいインフレから抜け出せないであろう」と。
おりしもEIUの「世界で最も住みやすい街」として、英国では最高位のロンドンが顔を出すのがやっと40位以下、と発表された。
ちなみに日本では大阪が10位(維新はどうかと思うがそれでも10位)。1位はお馴染みウイーン。ウイーンは夫がリタイア後住みたい街ナンバーワンでもある。
夫の仕事のためにベルギーからイングランドへ移動して早11年、住んで良い面も多くあるとはいえ、今後はどうなるのか。
残念なことに、わたしは英国では永住権を持っているだけで参政権はない。
が、今日から第26回参議院議員通常選挙の在外公館投票が始まり、もちろん最大の関心を持って挑む。
英国がEU離脱という危険な賭けに出たのは、国力が誰の目にも顕著に衰え、「国が本来の純粋な形を取り戻しさえすればすべてよくなる」「昔はよかった」という魅力的にお手軽な思考停止に陥ったからである。
しかし歴史を振り返ると「浄化」や「粛清」「全部ゼロに戻してやり直し」などを選択した国は間違いなく荒廃し、衰退して滅びている。
だからまずそういった類(「〇〇を取り戻す」とか「〇〇グレート・アゲイン」とか)を目指している政党には投票しない。
また、わたしが望むのは、GDPが世界で上位だとか、軍事費が世界で何番目だとか、そういう国ではない。多様性や弱者が尊重され、基本的人権と市民的自由が守られる社会だ。
クロニズムがはびこり、権力者とそのお友達だけが好きなことをするのではない、誰もが楽しそうな社会。そういうところに住みたいから、という動機で投票する。
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