日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
イスパハンへの道
英国で隔離生活11週目、普段から美味い料理の少ない(素材はいいものがないわけではないのに)英国でのロックダウン中は特に、食べたいものがあるなら自分で作るしかない。
ベルギーのブルージュの義理両親の話では、多くのレストランがテイクアウトを行なっていて、事欠かないそうである。
例えばわたしも好きなレストランSans Cravate(一つ星)は、ロックダウン中のテイクアウト業があまりにも好調で、6月半ばからは通常の営業許可がでるものの、店の半分をテイクアウト専門に作り変えることにしたそうだ。
コロナ禍後、店内のテーブル数を減らして間隔を開けて通常の営業をするか、店内を半分テイクアウト専門にしてしまうか...これはかなり難しい問題だろう。
人はどうしても従来上手くいっていた方法にこだわってしまいがちである。とにかく以前のように戻したい...これは誰でもが陥りがちな落とし穴だが、岐路に立った時に過去の成功体験にこだわらず、適切な判断を下せるというのは一種の才能、知性だ。
Sans Cravateの判断は個人のレストランとしては大きな方向転換かなと思う。そして今後の世相を見すえて賢明な方向転換なのではないか。
なーんて、ビジネスのことなんか何もわかりませんけど。
英国で、少なくともロンドンの中心部住まいならば、アラン・デュカスなんかにテイクアウトを取りに行くなどということも可能なのだが、わが街ではどのレストランも休業中、しかも以前から営業していたって行きたくなるような店はない。
ああ、早くプロの作った料理が食べたいなあ!!
と思っていたら、ロンドンの友達が6月3週目に予定されているロックダウン緩和を見越して予約を取り始めたレストランの席を抑えてくれた。
予定通りレストランで食事ができるようになったらどんなにいいだろう!
体重が増加したので手持ちの服が入るかどうか心配だが、セールも始まったし、一年で一番美しい6月のイングランドの気候に合わせて何か新調したい。
とにかくイスパハン色の服が着たい。
食べたいものは作るしかない...
ピエール・エルメのお菓子の本「イスパハン 」から3回目のイスパハンに挑戦。
隔離生活中は花と砂糖の話題しかない拙ブログを普段からご覧くださっている方は「モエさん大丈夫? 砂糖取りすぎは体に悪いよ!」と心配されるかもしれない...
まだまだヘボな仕上がりではあるものの、ついに気をつけるべき点が分かってきた。
分かってきて改善できるポイントもあれば、絞り出しのように練習に練習を重ねない上達しないポイントもある。
渦巻きに、直径が大きくなればなるほど均一に絞り出すことの難しさよ...
絞り出しの口は8個セットを持っているのにちょうどいい直径1センチ弱のサイズが入ってないというのはどういうこと...
次回はもっとうまく作ろう!
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