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Brugge Style
ニコシア外電
わたしの、キプロス島との一番最初の出会いは、共同=ロイターの「ニコシア外電」による。
昔、中東のニュースは必ずニコシアを通じて入って来ており、ラジオのアナウンサーが読み上げたり、新聞の署名に入っている「ニコシア」という名は、手の届かぬ時間と空間の遥か遠くにあった。
欧州に住むようになってからは、海と遺跡がある格好の旅先として気になってはいたが、好みの宿泊施設がないという理由で、いつかそれが整ってから行けばいいと思っていた。しかし、この先リゾートとしてもっと洗練される可能性があるというよりは斜陽(南北に分裂したためだろう)と聞き、急きょ決心。
最も洗練されたリゾートはなくとも(いちよう島一のホテルに滞在)、来ては去った様々な民族が残した多彩な遺跡、美しい海、おいしい食べ物とワインに大満足。親切で話し好きな人々は、キプロスを褒めると一瞬困惑さえしたようなはにかんだ笑顔を見せ、大喜びしてくれた。
今回はのべ1週間分を観光にあてても四国の3分の一の大きさの島の見所は回りきれず。
回りきれなかった遺跡と、そして島の北側の北キプロストルコ共和国側を訪れるために絶対に再訪したい。サラミス(ペルシャ戦争)など、受験の時に覚えませんでしたか。受験の時に単なる記号として覚えた地を実際に訪れるのはわたしの大きな喜びのひとつだ。
真っ黒に日焼けしてこれでわたしの2015年の夏は終わり。シミも増えたが思い出も増えた。
BBCプロムも終わり、英国はオフィシャルに秋に入った。
来年はひさしぶりにアジアのリゾートに行こうかなあ。スリランカとかいいなあ。
夫は現在トルコのトロイの遺跡を見に行きたいらしい...そういえばそこはもう小アジアですな。
ああ、バカンスが永遠に終わらなければいいのに!!
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