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pomp and circumstance




Pomp and Circumstance 「威風堂々」

ホテルの部屋からの眺め(上)は
威風堂々のバロック建築、ロンゲーネの傑作サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂が
テーブルの上のデコレーションケーキのように近く、

一日中窓辺に座り、対岸と運河と空と聖堂の組み合わせを眺めていられるが
突然、外の広場まで走って行って実在を確かめたくなるほどの有難さ、壮麗さだ


......


1月のヴェネト州を周遊してきた
(ヴェネト州にはヴェネツイア、パドヴァ、ヴィツェンツァ、ヴェローナなど)

時間軸によって絵画を鑑賞する過程で、芸術の起源やその意味
人間にとって美とは何かなどが少しだけ理解できたような気がするという
たいへん貴重な体験をした
このことはまた後日、記したい


旅の拠点としてもっとも長く滞在したのはヴェネツィアで
彼の地は、去年11月訪問時よりもさらにゆったりとしていて(つまり観光客が少なく)
ヴェネツイア・ルネサンス芸術を中心に、繰り返し、行きつ戻りつ見学することができた


ヴェネツイアはサン・マルコ寺院のモザイク画のような街だ

島の限られた面積の上を小片を集めて覆いつくし

朝、6時に鳴る最初の鐘の頃はまだ真っ暗で
その後、舞台の幕が開いたかのようになり

街のパーツのすべてが大小濃淡鮮やかに光を反射し始める
滞在中は毎日晴天で、唯一一日大雪の予報も外れた
雪のヴェネツイアが初めて見られると楽しみではあった...


そして適当な距離をとって眺めてこその美という面も同じだ

イタリア、天才
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