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復活祭、神の仔羊




先日、復活祭のお菓子として、ベルギー人の夫が子供の頃よく食べた伝統的な「神秘の仔羊」型のケーキを作ってはどうか、と提案してきた...というを書いた。

この仔羊は人間の贖罪のために死んだイエス・キリストその人で、中身にはフランボワーズなどの赤いジャムが仕込まれており、聖書の記述通り、「仔羊の胸の傷口から血があふれるが、苦悶の様子は見せない」演出だそうだ。


わたしは13年のベルギー生活中においては見かけたことがなく、ケーキ型をネットで購入して作ろうかと思った(配達が復活祭に間に合わないため断念)...と書いたら、パリにお住まいのYさんが、「去年の復活祭のころで、近所のケーキ屋さんのウインドー越しにあまりにもリアルな仔羊ケーキに思わず立ち止まって写真を撮」られたのを送ってくださったのだ!!


仔羊のリアルさがヤン・ファン・エイクの『神秘の仔羊』のように、愛らしいと同時に高貴ですらあり、首元のリボンも優雅で、しかもしかもおいしそう...さすがパリのパティシエだと感心したのである(Yさん、あらてめてありがとうございました!)

来年は絶対に自作してみたい。


下の写真はロックダウン中のパリの写真、Yさんからいただいたものを。
許された範囲内でお散歩に行かれた時のものだそう。 こんなに空いているエトワール広場まわり...
ロンドン・パリ間は近いのに、今、とても遠く感じる。


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