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Brugge Style
秘密結社の本部とやら
わたしのロンドンでの主な行動範囲のひとつであるコヴェント・ガーデン周辺からは、秘密結社の本部の塔が見える。
フリーメイソンの事実上の本部、イングランド・連合グランドロッジ 。
建物自体はもう見慣れてしまったが、この日は、塔があたかもライトアップされているように夕焼けに染まっていた...
フリーメイソンは「秘密結社」とはいえ、その存在はもとより、活動内容も、連絡先も公にされている。
このロッジ内には一般に公開されている博物館もある。
期待されるような陰謀巡らしも秘儀もないとメンバーがたびたび証言し、また、わたしの前夫の父もフリーメイソンだった(そんなに身近に...!)が、外部からはどこかやはり神秘的ではある。
宗教団体や会社組織、研究機関や政治組織とはちょっとどこか違うような...
わたしの知るある人ならこう言うだろう、「オープンにしているように見せかけるところがあざとい、隠すところはちゃんと隠しているのです」と。
陰謀論とは、複雑で説明のつかない世の中のできごとを、「一握りの団体や人物が、彼ら彼女らの利益になるように、すべてコントロールしているから起こる」と単純化する枠組みである。
世界はそんなに単純ではないと思うのだが、この仰々しい建物の中では、選ばれた一握りの紳士淑女が秘密会議をしているような...
気がするのである(笑)。
友達と待ち合わせてホテルのバアで秘密会議(笑)。
そしてヴァージニア・ウルフの作品を題材にした
Wolf Worksのリハーサルをロイヤル・オペラ・ハウスで見学した。
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