goo

英国島脱出、イタリア逃避行(願望)



今日の写真上3枚はボローニャ。
ボローニャのポルチコをわたしは愛する。



もうみなさまは、モエが「英国イングランドは去年クリスマスからのロックダウン段階的解除中で...」と書き始めるのには飽き飽きされただろう。

失礼、今日もそこから始めます(笑)。
最後まで読んでいただけるかしら。不安だわ。



世界最古の総合大学のひとつボローニャ大



現行の三回目のロックダウンは、「ワクチン接種の進行具合」「実行再生産数」「入院者数」などの数字を見つつ、ルールブックに従って注意深く段階的に緩和されている最中であり、明日6月21日にはすべての規制が解除され、記念すべきフリーダム・デイになるはずだった。


しかし、周知のように、英国ではいわゆるインド変種株が猛威を振るい、一時、1000人くらいに減少した感染者数が、この週の数字では1万人を超えた。これは今年2月中旬ごろに匹敵する数字である。

福音としては、感染者数にかかわらず、死者が激変していることで(もちろんひとつひとつの死は特別なものとして弔われなければならない)、ワクチン接種率が一回目を摂取した人が6700万人のうち、4300万人近く。二回目を受けた人が3100万人という数字のおかげなのかもしれない。


政府は英国が世界で初めて接種を始めた国だとか、接種が順調に進んでいる国の一つだとか、その手柄を誇っている。
が、ボリス・ジョンソンは何度失敗を重ねても「ルール導入は遅すぎ、ルール解除は早すぎ」を選んでしまう政治家で、他の国に比べて厳しいロックダウンを敷いてきた割には、なぜに再びこんなに感染者が増えているのか、全体で見た成果はそこまで上がっていないのではないかと言わざるをえない。




たとえば英国が離脱したEUは、今では域内での移動は自由、またホワイトリスト(安全国)の数を増やして夏の観光客などを誘致する。

しかしそのリストに英国は入っていない。

義理の実家があるベルギーなど、英国からの入国、事実上の禁止である。
ベルギーには去年の夏以来行けていないのである。
英国獄門島...

イタリア、スペイン、ギリシャなどは、夏の観光シーズンを見据えて、独自に英国からの入国ルールを緩和したが、わたしが来月初めに予定していたイタリア、ここにきて英国からの入国者に5日間の隔離を求めるルールを新たに導入....

2泊3日でイタリアのパルマ(今月はマヨルカ島のパルマに行っていた。ちなみにスペルはParmaとPalma。英語ではこの場合「パーマ」と発音するので、どちらもほとんど同じに聞こえる)に行き、美術館Pilottaで開催延期されてきたFornasettiの展覧会Fornasetti Theatrum Mundiを何としても見たい。

その欲望またもや延期になる模様。
この旅ももうすでに一年延期になっているのだ。
そのうち展覧会は終わってしまうだろう。



わが家の細々したFornasettiコレクション


スペインから帰国したばかりでもあり、夫は仕事上、今回は英国帰国してからの隔離ができないとの理由で、わたし一人で行こうと思っていた。

ヒースローから飛んで2時間でボローニャ入り。
ボローニャのホテルで5日間の隔離...
その後、高速列車で1時間弱、一路パルマへ。

どなたか5日間の隔離をモエと共にしつつ、行きません? 
5日間、窓から美しいイタリア、エミリア=ロマーニャ地方の街並みを見られる特典付き(特典?)

ホテルでひとり缶詰はつらいなあ...
日本入国後の14日間よりははるかにマシだけど...

パルマはなんといってもまずは生ハム(笑)、素敵なところだよ!!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« royal opera h... summer solstice  »