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Brugge Style
フランスで英国のビザを申請する
英国へ転居するにあたり、夫も娘もベルギー国籍なのでEUシチズンとして自由に彼の国へ出入りができる。住むのも求職するのも自由だ。
問題は日本人たるあたくし。
まず、EUシチズンの家族としてのビザ(2週間から4週間かかるといううわさ)を取得した後、半年後にレジデンスカード(6ヶ月から12ヶ月かかるといううわさ)を取らなければならない。
英国は世界で一番ビザ取得のハードルが高い国のひとつであり、もしかしたら日本国籍をあきらめて(あきらめないけど)ベルギー国籍を取る方が簡単なのではないかと自暴自棄になるほど翻弄されている。
今日は「EUシチズンの家族としてのビザ」取得のために遊びをかねてパリへ来た。
なぜパリまで出てこなければならないのか...単に去年ベルギーのビザ申請所が廃止されたからである。
イル・ド・フランスまでタクシーを飛ばし、申請所は申請者以外立ち入り禁止ゆえに夫と娘を外で待たせ、書類を抱えて威風堂々と入って行き...
すぐに夫から彼のパスポートを預かるのを忘れたと思い出した。
が、申請所は一度入所したら最後、携帯禁止、外部とのコンタクト禁止というアルカトラズのような場所で、夫は建物のすぐ外で待っているのにもかかわらず、この時点でこの申請は白紙に戻ったか?という大チョンボ。
わたしは自分は適当にやっているのに抜かりなく要領のいいタイプだと自負していたのになあ。焼きが回ったかなあ。それとももともと要領なんかよくなかったのか知らん。
こういった自分に不利な状況下で、一発逆転のアイデアを出して切り抜けることこそが真の知性の働きである、とわたしは常々考えているのだが、やっぱりわたし自身は知性派などではなかったですな。
思いついたのは「気分が悪いから夫を呼んでくれ」と同情をかうかとか「トイレの窓から夫にサインを送る(トイレに窓などなかったけど・笑)」とか、そんな子どもだましばかり。いや、子どもだってだませないだろう。
今日は自分が本当は要領もよくなく、知性的でもない。絶対に。ということがよく分かった(笑)。
「もう英国なんか2人で行ったらええねん!わたしは日本へ帰る!!」と申請所を出るなり当たり散らすわたしの話を聞いて、夫が弁護士に電話で事情を話した。
弁護士は「そのまま通る可能性が少々、パスポートのコピーを送れという指示が来る確率が半分くらい、残りは申請を一からやりなおし!」と言った。
ああ。
夫が「くよくよ考えても仕方ないから思いっきりパリで楽しもうよ!」と言うので、まずは和食を暴飲して参りました。
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